認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


アルツハイマーある愛の記録

2007年02月18日 | 水木理のお勧め本
アルツハイマー ある愛の記録

新潮社

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妻である作者は、いきなり
「ナース・ステーションの横の小部屋に案内され、
向き合って立ったとたん女医が言った。

「ご主人は進行性の初期ですね。
今後は普通の生活ができなくなるでしょう。
出来るだけ早く仕事をやめてください。

あなたもご自分のために
外部の助けを求めるようにしてください。
ご主人に病気のことを告げるか決めなければね。
進行性の脳障害、おそらくアルツハイマーだと思われます」

と告げられたのです。

夫ジュリアンは59歳、大学教授です。
この本を書くことになる妻は言語セラピストで、
2年前に乳房切除を受けていました。
その妻が書かれた記録です。
「アルツハイマーと共に共存して暮した1年間の物語」です。

「不安に苛まされた1年、心が1年、成長と受容の1年、
ユーモアと喜びと、ふしぎな平安に満たされた1年・・・
これはアルツハイマー患者のラブ・ストーリーイだ。」と
作者は言う。

58のエピソードは実際に起きたもので、
「この病」に関わる方には参考になることがあります。

この本を私が手にしたのは2005年9月です。

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