認知症一期一会 http://blog.goo.ne.jp/mizukiosamu/

毎朝8時30分
ケイタイのアラームが鳴ると、私はアリセプト5mgを飲み食卓を離れます。


書き忘れたこと

2007年03月30日 | クリスティーンさんの本から

書き忘れたことがありました。

「続・クリステーンさんの訪問の記録」
を書かれた石倉康次氏の言葉です。

《クリスティーンはモリスのことを
次のように語ってくれた。
「全豪会議の発表に際には、
モリスに訓練してもらう必要があった。
草稿を書き、それを読んでくれ、
口頭で発表する仕方についてもアドバイスをくれました。
2冊目の本を書いてみて、
モリスとの共同作業がいかに大切であったかがわかりました。
おそらく、モリスは知識がいっぱいあって、
彼独特の新しい見方を生み出していました」
そのモリスは、
痴呆症の当事者であり、
クリスティーンによれば、
彼のケアパートナーは彼自身だという。
彼の存在も、クリスティーンが特別ではないことの証明ですある》
と石倉康次氏は書いておられます。
『私は私になっていく』(クリエイツかもがわ)P278



認知症と宣告されたモリスさんが、
世界会議の重要な役をこなしておられる、
しかも、
クリスティーンさんは
「彼のケアパートナーは彼自身」といわれる。

寝たきりになるという言葉をよく耳にします。
でも、
全員が同様の状態になることはないでしょう。

個人差がある・・・という現実、
生き方によっての違うという現実に、
私は目を向けたいと思っています。

モリスさんの生き方は特殊かもしれませんが、
現に存在されることに
私は気持ちをあわせてみたい・・・

「ご一緒しませんか・・・」
という言葉を、
書き忘れていましたので、
書かせていただきました。


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2 コメント

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モリスさんのようだ (miki)
2007-03-30 18:24:37
彼のケアパートナーは彼自身だ。

すごいですねえ。
水木様も同じですね。
独力でブログを書き続けていらっしゃるのだから。

こういう人がいる、という現実を知れば、
勇気をもって歩み出す方もでてこられるのでは?

薬の開発といい、
急速に光がさしてきましたね。
返信する
私は私であるように (水木)
2007-03-31 10:44:03
miki様へ

昨夜、
先日の「本人会議」のビデオを見て、
改めて、時代が変わった・・・と思いました。

さらに、色々な形で、
「この病」のことは進展いくと感じています。

私は私であるように、
自分をコントロールしていきたいです。

そんな今日の思いです。
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