ぺンネームのお陰で
・・・・・・・・・
水木理「みずき、おさむ」と言う男が、
「認知症」と診断だれてから、
何年目の今日、と書いて、
筆が止まる・・・いや、
パソコンが止まる。
何のために
カレンダーに、
印をつけるのだろうか?
今日と言う日に、
ななめの線を引き、
21年11月22日と、
口でいい、カネンダーを見直し、
さらに見直し、何度も、
21年11月22日と復唱します。
でも、
年月日を即座に答えることはできない私です。
ブログ上では、
ペンネーム、水木理・・・です。
ペンネームを使わせていただくことで、
他人事のように、
私と向き合うことができましたので、
難しいことは、避けるとか、
知らん顔をするとかで、
自分らしさを出してきました。
小説家の方が、
ペンネームを使われる理由にも、
共感したりの私でした。
と、ココまで書いてきて、
診断後・・・何年ですと書くつもりでしたが、
その何年目かが、
指を数えても、
答えはでない。
パソコンなら書ける・・・などと
言っていますが、
数を数えることは、
苦手・・・と言うより、
あきまへんへ・・・です。
だからと言って
私は、気落ちなど、
していまへんへ。
考慮してのペンネーム使用だったのでしょうが、
効用は大きかったのですね。
他人事のように自分を客観視できたこと。
「症状を書く」つらさ、しんどさの
軽減につながったこと。
書きにくいことも書いていただいたおかげで、
認知症の人がどんな思いをいだいて生きているか、
社会の多くの方に知っていただけました。
いつもは本名で母に声をかけるのですが
先日つい「mikiだよ」とハンドルネームで呼びかけ、
あわてて本名で呼びかけました(笑)
昔、二つの顔を持つ男・・・と
いうようなう映画があったような、
いや、なかったか?
意味不明のことでも、
何処かでつながっているのではないでしょうか。
あっと
思った瞬間の言葉をも、大事にしたいです。