宮川歯科医院 院長ブログ

堺市西区の宮川歯科医院 院長の宮川和人がブログで色々なことを語ります。

1/1010のお話

2010年05月20日 | 気まぐれ日記
 有名な話らしいのだが、あの「ケンタッキー・フライドチキン」の創業者である
カーネル・サンダースの物語に出てくる数字だそうだ。彼は、レストランの経営者だったのだが、自分のレストランの近所に高速道路ができて、お客さんが来なくなり、店は競売にかけられ全てを失ったそうだ。ちょうど彼が65歳の時だそうだ。
彼が偉かったのは、その後店を構えずに、自分の考案したチキンのレシピを売ろう
と発想の転換をおこなったことだ。2年間アメリカ中を駆けずりまわって営業活動をするが、全く契約がとれなかったそうだ。やっとのことで契約をとれてから、
「ケンタッキー・フライドチキン」が生まれたそうだ。その間に、彼は1009回もいろいろなところで交渉を続けたが、失敗してしまった。1010回目にやっと
のことで、交渉が成立したそうだ。普通の感覚だと「また、つぎもダメかもしれない…」など弱気になりがちだが、彼の粘り強さには本当に感激すら覚える。
自分が考え抜いたこのレシピに絶大なる自信がなければ、ここまで営業活動が出来なかっただろうし、年齢的にも本当にきつかったのは想像すらおよばない。ここから何か学べるとしたら、「最後の最後まであきらめるな」という強い信念かもしれない。つい心が折れそうになったり、弱気になってしまうことが多い中で、何か元気づけられた話だった。