田熊みうま会 尾道市因島から発信中

昭和40年度生まれで 田熊小学校・田熊中学校に通った人のブログ

因島・田熊の方言・慣用句(12) 「うたう」

2021年04月23日 | 因島・田熊の方言・慣用句
今回のネタは「うたう」です。
もちろん歌を歌うなんて意味ではありません。
もともとは「ネジなどが緩むこと」、或いは意味を拡大して「壊れること」などを意味します。

例1
「車いすのタイヤのネジが、よう"うたう"んじゃ」
(車いすのタイヤのネジが、よく"緩む"んです)

例2
「井戸のポンプが"うとう"てしもうたんじゃ。見に来ておくれぇ」
ここで島の修理屋さんだと
「わかりました。見に行きます」となりますが、
島外のメーカーさんなんかだと
「音がうるさいとか振動が激しいということですか?」
なんて聞き返されることがあります。まぁ、なんとなく伝わるかもしれません。
五段活用して"うとう"の方が登場頻度は多いかもです。

さらに意味を拡大して
「年ぃとると、あちこち"うとう"てくるんじゃ」
(年を取ると、あちこち身体が"傷んで"きますね)

さらにさらに拡大して
「あんなぁ、ちぃと"うとう"とるけぇのぉ」
(彼は少し"〇★▽?◆%▲"ですから)
なんてのが相手に聞こえたら、つかみ合いです笑

島内での常用度★★★☆☆(それなりに多い)
島外での難解度★★★★☆(厳しい。使い方次第)
ではまた次回



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