田熊みうま会 尾道市因島から発信中

昭和40年度生まれで 田熊小学校・田熊中学校に通った人のブログ

刑事コロンボ

2021年07月29日 | 令和3年因島・田熊・仲間の話題

昔テレビのナントカロードショーで何度か観た程度でしたが、NHKBSで再放送があったので、第29作から見始めました。そして昨晩最終話の第68作が放送されました。29作目が1979年、68作目が2003年の作品で、因みに第1作は1968年の作品ですから随分長く続いた作品です。日本の寅さんなみですね。
最初に犯人が殺人を犯し、それをコロンボが追い詰める倒叙物ですが、主役コロンボ(ピーター・フォークさん)の「ウチのカミさんがね」「よござんすか」「それからもう一つだけ質問」などのコミカルな台詞が、声優の小池朝雄さん(後、石田太郎さん、銀河万丈さん)とマッチして独特の世界観を形成する殺人がテーマの刑事ものなのに楽しい作品でした。
日本の古畑任三郎に通ずるものがありますね。前述の台詞も翻訳の妙を感じます。
70年代前後と言えば、アメリカがまだまだ勢いを保っていた頃で、犯人が地位や名声のある人物ということもあって、アメリカを象徴するような「ムダ」「派手」「巨大」を地で行くような場面も時代を感じさせます。後には、ファクス、自動車電話、ポケベル、携帯電話、パソコンなども登場してきます。
かつては1年に複数作が作られていましたが、回を重ねるとピーター・フォークの年齢もあってか次第に製作の間隔が長くなっていきました。この辺は、日本の高橋英樹さんや伊東四朗さんも同様ですね。見始めたころは52歳くらいだった彼が最終話では76歳で、すっかり白髪となり、よれよれのコートがさらに似合うクタビレ感を感じました。
因みにピーター・フォークさん2011年に鬼籍に入られましたので、生涯の多くでコロンボを演じました。
”うちのカミさん”も「最初から犯人が判っとるドラマってどうなん?」とか言いながら最後まで視聴に付き合ってくれました(笑)
今更ながら「お疲れ様でしたコロンボ警部」

コメント
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