ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

鉄絵徳利

2022年03月30日 08時47分49秒 | 骨董
鉄絵徳利

19世紀ころのものかと思います。
(同時期の美濃の可能性もありますが)
非常に珍しいものではないでしょうか。
似たようなもので、もっと大きいサイズの瀬戸のものが陶磁器資料館等にあるかと思います。


入手時口縁に欠け、長時間の水漏れテストでごくごくかすかなしみ出しがあったので、
当方で処理しました。
口は銀を蒔き、しみ出しの該当箇所と推測したところは樹脂で仮止めしています(画像をご参照ください)。
容量は約250mlと独酌には最適です。
当方ではお湯で薄めて呑むために紹興酒を入れて使用していましたので、

そのにほいが残っています。あらかじめご了承ください。
全体に貫入と貫入染み、高台畳付きに欠けがあります。
箱はありません。

口径 約3センチ前後
高さ 約14.4センチ前後
わりに薄い造りで、手取りは佳いです。

実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
時代産地は当方見解ですので、ご理解の範囲でお求めください。












白磁筒盃 筒碗 明治期 伊万里など肥前系

2022年03月29日 10時17分39秒 | 骨董
白磁筒盃 筒碗 明治期 伊万里など肥前系

昭和のものだと思ってましたが、明治の伊万里だそうです。
ただ、広義ではそうかもしれませんが、
有田かどうか確証はありません。
ほか、薩摩平佐、波佐見等の可能性もあります。
いずれにせよ、たまたまうぶででてきたもので、
現在では入手しにくい白磁の無地です。


わりに厚い造りで、頑丈そうです。
当方では毎朝のコーヒーなどで使用しましたが、
ほか、おおぶりの筒盃、日本酒、ふだん使いの湯のみなどにも。
サイズ的にはコップ(湯のみ)くらいです。
画像にある通り、ニュウ、口縁に成型時のへたり等あります。
完品ではありませんので、ご承知置きください。
座辺、気軽に使えるこっとうとしておつあいくだされば幸いです。


畳付きが土見せになっているのが好みです。


口径 約7.1センチ前後
高さ 約7.8センチ前後


実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
モニターによっては青みが強く出ているかもしれませんが、
実物はいわゆる伊万里の白です。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
時代産地は当方見解です。











藍九谷 捻り文皿 17世紀半ば~後半頃

2022年03月29日 09時53分38秒 | 骨董
藍九谷 捻り文皿 17世紀半ば~後半頃

非常に珍しいものと思います。
藍九谷の捻り文の皿です。
画像の通り口縁にニュウ、焼成前のへたりがあるほかは大疵のないグッドコンディション。
ブルー&ホワイトのバランス、呉須の色合いも絶妙です。

外側の花の中の青がやや色絵の青に見えますので、
藍柿右衛門への過渡期的な作品に思います。
いずれにせよ、このねじねじと全体の色のバランスは希少な完成度ではないでしょうか。

径 約14.7センチ前後
高さ 約2.3センチ前後
口縁のニュウは仮止めとして先端部のみ樹脂をかけています。

画像の通り、フリモノ等ありますので、
完品をお求めのかたはご遠慮ください。
ほか画像でわかりにくいですが、
高台畳付きに小疵等あります。

実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
時代産地は当方見解です。

画像は全体的にやや青みがかっているかもしれません。



















赤い塩笥形盃

2022年03月27日 14時03分35秒 | 骨董
赤い塩笥形盃

時代産地ともにはっきりこうと言い切れないお品です。
ただただこの形、姿に惹かれて仕入れたものです。


赤い土は四国の香西焼にみえますが、断定には至りません。
唐津など肥前系ではなさそうです。
入手時はもっと薄汚れていたので、当方で通常洗剤にて洗浄済みです。
長時間の水漏れテストはしていませんが、
ふつうに盃として使う分には漏れはありませんでした。
赤い土にさらに薄く釉がかけてあるようにみえます。


画像の通り、その釉が剥落している箇所、
口縁には欠け等もありますので、あらかじめご承知置きください。


座辺、掌中にてなでくりまわしたいお品です。


口径 約3.8センチ前後
高さ 約7.3センチ前後


実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
時代はある程度、つまり、幕末明治くらいはあるようにみますが、
やはり断定には至りません。












珍なるこっとう 江戸時代 美濃 野香炉

2022年03月27日 13時42分53秒 | 骨董
珍なるこっとう 江戸時代 美濃 野香炉

かなり珍しいお品かと思います。
江戸時代後期の美濃だと思うのですが、
ほか産地の可能性もありますので、ご理解の範囲でお求めください。


生まれは野香炉(線香立て)でしょうが、
口縁の内側に欠け、疵が集中しているので、
おそらく煙草盆に組み込まれて使用されてきたものと推測します。


内側は無釉、外側は最初に薄く鉄釉を塗り、その上に長石をだいたんに散らしています。
当方では洗浄後、消毒も兼ねて何度か抹茶を点てていますが、実際にはまだのんでいません。点てたのみです。


座辺、ただ眺めているだけでも楽しいものですが、
もうしばらく抹茶洗浄を施し、小服茶碗としていただければと思います。
外側、へら使いを駆使してあります。


口径 約10センチ前後
高さ 約6.6センチ前後


実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない疵等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。