ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

高麗青磁輪線文鉢

2019年10月27日 08時39分43秒 | 骨董

高麗青磁輪線文鉢。

高麗王朝時代末期ころの鉢です。
かつては白黒象嵌などが施されていたのが、
国が荒れてくると、このような簡素な線文になったそうです。
口縁にいくつかホツ、
見込みに直し、
高台畳付きに欠けなどあります。
肌はかせる寸前であったようですが、
ぬらりと光沢を保っています。
まだまだ育ちそうな肌が魅力です。
径 約15.2センチ
高さ 約9.4センチ
高台に漏れを止めたと思われる直し、
口縁に二か所欠けがあります。
画像と実物とでは多少色合いが異なる場合があります。 箱はありません。

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高麗青磁ヘムリクップ碗

2019年10月26日 09時31分15秒 | 骨董

高麗青磁ヘムリクップ碗。

酸化焼成気味で米色青磁の肌を呈した高麗碗です。
中国の宋の陶磁器の影響を受けて発展した高麗青磁ですが、
この蛇の目高台が採用されたのは11-12世紀。
ボディは磁胎あるいはそれに近い堅いやきあがり、
本品はやや陶胎気味です。
かせる寸前の肌が非常におもしろい味を出しています。
口縁に欠けにみえる窯キズ、
内側に釉切れ、短いニュウがあります。
口径 約14センチ前後
高さ 約5センチ前後













古唐津皮鯨平大盃

2019年10月26日 08時54分15秒 | 骨董

古唐津皮鯨平大盃。

呼び継ぎですが、
比較的違和感なくまとめられた皮鯨です。
すでに酒が染みていて、数寄者が使用したものであることがわかります。
口径 約11.4-12.4センチ前後
高さ 約3.5-4.2センチ前後
丁寧な金直し。
高台はややかたつく程度、
裏側に窯ワレがありますが、漏れはありません。
当方でも使用しましたが、お酒のおいしい盃です。

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高麗白象嵌片耳杯

2019年10月22日 13時45分10秒 | 骨董

高麗白象嵌片耳杯

高麗としましたが、李朝に入っているかもしれません。
耳杯自体本歌はめったにないものですが、
片耳はそれよりもさらに希少です。
すでにいくぶん育っていますが、
李朝コレクター氏からわけていただいたもの。
画像の通り、全体に貫入、それとニュウがあります。
箱は氏が誂えられたもの、
裂は当方で用意したものです。
口径 (耳を入れて)約9.3センチ前後
(耳を入れずだと約7.5センチ前後)
高さ 約3.7センチ前後












焼締線条文瓶 壺屋「鬼の腕」

2019年10月22日 08時19分21秒 | 骨董

焼締線条文瓶 壺屋「鬼の腕」

18世紀後半から19世紀前半頃。
琉球・壺屋焼の焼きしめ瓶です。
通称鬼の腕と呼ばれているもの。
ずしりと重さがあり、ときには武器として使用されたかもしれません。
画像でわかりにくいかもしれませんが、
口縁と高台にそれぞれ全体の約半分ほどの共色直し、
ボディにもソゲなど多数あります。
容量は約600ml(だったと思います)で、
もれはありません。
音は備前あるいは磁器のように非常に高い音がします。
正直鬼の腕でこれよりみごとなものはみたことがありません。
口径 約4.3センチ前後
胴最大径 約8.5センチ前後
高さ 約27.8センチ前後
画像の通り、傾いていますが自立します。

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