ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

李朝初期白磁徳利

2018年08月26日 09時54分46秒 | 骨董

李朝初期白磁徳利。
みごとな白磁です。
ここ最近の李朝白磁のなかでも特に好みです。
過去このタイプのとくりは何度か扱いましたが、
白の美はあるものの、何か物足りなかった、
それがこのとくりで満たされました。
ふりものや窯ワレ、口に直しもありますが、
ほれぼれしています。
ずしりと重いですが、
最近では入手しにくいお品かと思います。
高さ 約13.7センチ前後
胴最大径 約11センチ前後
高台ややかたつきます。

ご売約済、ありがとうございます












李朝初期白磁茶碗

2018年08月25日 15時42分17秒 | 骨董

李朝初期白磁茶碗
朝鮮王朝時代初期の白磁茶碗です。
抜群の白のあがり、
しかも端正な姿は「白の静謐」
サイズも良く、お茶も映えます。
高台に欠けがあり、かすかにかたつきますが、
それ以外はほぼ完品です。
見込みに目跡四つ。
完全な磁胎です。
径 約13.1センチ前後
高さ 約5.8センチ前後

ご売約済み、ありがとうございます。







李朝の木偶

2018年08月16日 17時25分56秒 | 骨董

李朝の木偶です。
昔、東京の某有名店さんからわけていただいたものです。
本来は亡くなったかたのために作られたもので、
一緒に埋葬あるいは灰になったもの。
朝鮮でお葬式の際用いられたものだそうです。
長い年月を経て
彩色は剥げ、木そのものも朽ちようとしていますが、
なお美しく、穏やかで、あたたかさを感じられます。
高さ 約24センチと20センチ
どちらも自立しません。
片方は足がもげています。







青磁小碗

2018年08月16日 17時22分26秒 | 骨董

青磁小碗。
高麗末~李朝初期。
画像の通り、口縁に鳥足ニュウがあります。
高台に欠けあります。

輪線が彫ってあり、
これは本来はもっと複雑な文様を彫ることが基本ですが、
制作環境が十分なものではなかったために、こういった簡略化したものになったのかと推測できます。
青ではありませんが、深い青磁の色、
全体に貫入もありますので、今後使いこむことで、
良い風情になるかもしれません。
旅茶碗としてご使用されると楽しいのではないでしょうか。
径 約9センチ前後
高さ 約5.2センチ前後

 

 

 

 

 

 

 

 


古清水焼兎香合

2018年08月14日 15時34分28秒 | 骨董

古清水焼兎香合
江戸後期。
京焼はすでに慶長年間には制作がはじまっていたとされていますが、
文化の中心であった京都なのでそれも当然のことかと思います。
諸国から陶磁器が集められ、公家と武家、そして庶民の間に広がりました。
京都の陶工たちはさまざまな作品を目の当たりにし、
それらを模倣して独自の作風がうまれます。
作家・陶工により個性はかなり違うようですが、
本品は一般的に京焼きあるいは古清水焼といわれる範疇に入るものかと思います。
肌の慣れ具合からみて江戸後期まで溯るものとみてまちがいないかと思います。
画像の溜塗りの小箱をおつけします。
約5.5センチ×3.6センチ
高さ 約3.8センチ