ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

ルソンの壺

2020年05月31日 16時31分29秒 | 骨董

ルソンの壺

と書けばおわかりになりやすいかという意図でこのタイトルです。

14世紀頃の中国南部沿岸部で制作されたこれらの焼物は東南アジア向けのものだったそうです。

堺商人がフィリピンから渡り持ち帰り、利休を通じて秀吉に献上されたというのが定説です。

ほとんどは耳付きだったようですが、フィリピン国立民族博物館の画像(1600年沈没のサンディエゴ号船載品)をみると、

これと同型とものも確認できます。

陶胎を磁器のように堅くやきあげたもので、

本品も短時間の水漏れテストはパスしています。

古い時代に日本に伝来し、使用されてきたのか、

そうでないのかは判断ができませんが、

多くが海揚がり品で肌もカセているのに対して、艶やかな肌を保った本品は、

古い時代に伝来したものだとも考えられます。

時代がさがるとろくろになりますが、本品は紐づくり、さらに被せ焼の跡が肩にあります。

画像の通り、口縁の小欠け含む、ボディの窯キズ等あります。

口径 約10センチ前後

高さ 約25センチ前後

胴最大径 約20センチ前後

実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。

古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。

サイズは「前後」と記載の通り、多少の誤差を含みます。

1-4枚目画像、撮影光源による反射がみられます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


古唐津皮鯨平盃

2020年05月30日 06時12分33秒 | 骨董

古唐津皮鯨平盃

桃山時代。

唐津の平盃は数多くあれど、その中で伝世の雅味あるものはごくわずか、

本品も発掘の堀の手ながら、伝世されてすでに久しいようで、

画像のような魅惑的は釉肌を呈しています。

金直し、外側にひっつき、高台かたつきあり。

高台畳付に一部欠けあり。

けれども酒器数寄のみならず、唐津数寄のかたにも納得していただける優品かと思います。

箱がありませんので、なにがしか古布の包み裂をおつけします。

径 約11.3センチ前後

高さ 約3-3.6センチ前後

実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。

古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。

 

現在当方で使用していますので、発送時お酒のかほりがやや残っている可能性があります。

あらかじめご了承ください。

 

ご売約

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


黒楽菓子器

2020年05月28日 07時15分58秒 | 骨董

黒楽菓子器

珍しい楽の菓子器です。

釉肌の堅牢な印象からは幕末〜大正期の楽家のいずれかの作かと思われますが、

断定できるに至りません。

志野の向付でこの四方形(なり)の入隅のものをみかけますが、

形としてはほぼそれに近いですね。

もちろん菓子器としてご使用いただければ良いのですが、

当方のようにきちんとお茶を学んでもいない人間は、

やはり茶碗として使ってみたいという誘惑に抗えず、

さっそく使用しています。

約12.4センチ四方(蓋含む)

高さ 約8センチ前後(蓋含む)

保存箱、当方で用意した包み裂が付属します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


輪線文カップ

2020年05月27日 16時32分13秒 | 骨董

輪線文カップ。

昭和のものかと思いますが、
海外の可能性もあります。
貫入染みがあります。
ふだん使いの器として、
お酒、お茶などにいかがでしょうか。
口径 約7.8センチ前後
高さ 約4.5センチ前後
 
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。
サイズは「前後」と記載の通り、多少の誤差を含みます。
時代産地は当方見解です。
ご売約
 
 
 
 
 
 
 

明代裂金襴打敷

2020年05月24日 13時39分46秒 | 古裂

明代裂金襴打敷

制作されたのは江戸時代かもしれませんが、

裂は明代渡りの金襴で

繻子地地絡全越の組織です。

明代中期以降の華やかな金襴の特徴を呈した裂です。

文様は龍円文かと思いますが、断定できません。

全体的にリキはなく、打敷に仕立てられたからこそ現代まで残ったかと思います。

約63.5cmx67.5cm前後

画像と実物とでは多少色合いが異なる場合があります。

古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。

サイズは「前後」と記載の通り、多少の誤差を含みます。