ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

李朝初期白磁明器盃

2018年03月25日 13時02分51秒 | 骨董

李朝初期白磁明器盃

朝鮮王朝王朝時代初期の白磁の明器です。

明器とは死者を埋葬する際に、

来世でも元気にこれらを使用してくださいと願いを込めて副葬される器です。

サイズ的にはそれぞれのオリジナルのミニチュアですが、

なかにはこの作品のように、盃として実用できるものや、

とくりとして実用できるものがあり、古来数寄者に愛されてきました。

偽物もありますが、

ぎこちない造型と妙に軽いのがそれらにあたるもので、

本品のように小さくても丁寧に作られ、ある程度重さのあるものはまずまちがいないものです。

べた高台ですが、ややかたつきます。

外側はグレーですが、上からみたときの透明釉が美しい白磁です。

径 約5.6センチ前後

高さ 約1.7センチ前後

 

 

 

 

 

 

 

 


涌田小徳利

2018年03月17日 08時36分49秒 | 骨董

涌田小徳利

17−18世紀初頭。

琉球壺屋焼として諸窯が統一された前後の作品かと思われます。

草木灰釉がたっぷりとかけられ、

高台は李朝や唐津と兄弟のようであります。

画像の通り、首は堅牢金泥直し、

高台に欠け、一部緑釉が飛んだような箇所あり、

ボディに窯キズがあります。

容量を計り忘れましたが、40−50ml前後かと思います。

高さ約6.5センチ前後

琉球ものにお詳しいかたならご存知でしょうが、

もうすこし時代のさがるものはみかけますが、

はっきりと涌田といえるようなものは希少です。

掌に収まり、ポッケにも入ります。

お好きな方のお目にとまれば幸いです。

ご売約

 

 

 

 

 

 

 

 

 


道八阿蘭陀写四角形菓子皿

2018年03月10日 13時30分49秒 | 骨董

道八阿蘭陀写四角形菓子皿

おそらく二代(1783−1785)、仁阿弥道八作でまちがいないかと思います。

脚の一部に欠けがあるものの、その欠けもすでになめらかになっています。

全体に貫入染みがあり、繰り返し何度も使用されてきたことを物語る作品です。

見込みに何カ所か釉剥げの箇所があります。

色絵を得意とした二代目らしい作品だと思います。

箱はございません。

約17.5センチ四方

高さ 約3センチ前後

全体に使用によるスレ多数ございます。

ご売約済み

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


古唐津飴釉盃

2018年03月03日 13時41分10秒 | 骨董

古唐津飴釉盃

17世紀後半、金石原系のものかと思われます。

見込みにひっつきを剥がして補修したような跡があります。

ほかは高台の欠け、口縁の直しがありますが、

いずれも気にならない程度のものです。

手取りよく、

手になじむ盃です。

口径 約7.8センチ前後

高さ 約5.5センチ前後

ご売約済、ありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


古唐津皮鯨平茶碗

2018年03月03日 09時05分43秒 | 骨董

古唐津皮鯨平茶碗

桃山〜江戸初期。

みごとな古唐津皮鯨であります。

口縁に丁寧な銀直し、

虫食いのある共箱は江戸時代頃のものかと思われます。

発掘されたものだとすれば相当古い時代でしょうし、

貫入染みも十分ですので、伝世されてきた時間が長いものだと推測できます。

ボディにも直しがありますが、漏れ等ございません。

ものの本ではこのサイズでも平盃として紹介されていますし、

この貫入染みは酒が染みたものとも思えますので、古唐津皮鯨平盃とも言えます。

径 約12.5センチ前後

高さ 約4.7センチ前後