ギャラリー 一間

骨董ルクラシックの画像庫

葵唐草文金襴

2017年01月09日 11時11分10秒 | 古裂

葵唐草文金襴

綾地に地絡み、全越の金襴。

やはりこちらも金の下にたっぷりと朱漆があり、

金の輝きをいっそう強くするための工夫がみられる。

室町以降。

約35.5×7.5センチ前後

 

 

 

 

 

 

 

 


蘇芳地唐花文銀襴刀袋

2017年01月09日 10時28分40秒 | 古裂

蘇芳地唐花文銀襴刀袋

蘇芳地に平銀糸で織られた綾地、

別絡みの全越である。

銀の下に朱も塗られており、堅牢な輝きを目指したものと思われる。

現状は銀が剥落し、

拡大組織をみると変色した銀、その下の朱、さらにその下の和紙がみてとれる。

和紙自体がまだ十分のこっており、時代は室町以降かと思われる。

裂は渡りのもの、刀袋に仕立てたのはもちろん渡ってきた時代より後代であろう。

類例として挙げられるのは同じく蘇芳地の花鳥文銀襴狩衣(15世紀、関市、春日神社)。

ご売約済、ありがとうございます。