初期伊万里輪花盃。
1630-1650年代頃の作品、
ボディは陶胎です。
以前はちらほらとこの輪花のものはみかけたのですが、
そういえば最近はあまり見かけません。
また、李朝白磁の肌と瓜ふたつのものが多いなかで、
陶胎で全体に貫入が入るこのタイプは初見です。
生まれは向付でしょうが、
口にできる手頃なサイズのものは酒盃として使用するのが酒徒の習性、
当方もその仲間です。
当方ではあえて未使用でいますが、
おそらくご使用により貫入染みができるかと思います。
そうするとこの時期の伊万里としては特異な肌、初源伊万里のように育つ可能性もあるかと思います。
いずれにせよ、そのへんにいつでも転がっている作品ではありませんので、
酒器コレクターのみなさまのお目にとまるものと信じております。
径 約9.8センチ前後
高さ 約5センチ前後
画像の通り、口縁一部に釉の剥落があります。
箱はありませんので、なにがしか包み裂をおつけします。
実物と画像とでは多少色合いが異なる場合があります。
古いものですので、画像と説明文にない傷等ある場合があります。
サイズは前後と記載の通り、誤差を含みます。
時代産地は当方見解ですので、ご理解の範囲でお求めください。
ご売約









