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学生に求められる対話力

2013年10月29日 00時25分22秒 | キャリア支援
就活で「雑談面接」が増えたワケ 
学生に求められる対話力


産経新聞
2013年10月27日(日)12:17

誰もが理解していることだが、就職活動では
今も昔も面接は非常に重要である。
就職活動の最後は、最終面接という言葉があるように
面接で終わる。どんなにエントリーシートや
グループディスカッションをクリアしても
面接を突破できなければ、企業から内定を獲得することはできない。
現在、社会人として働いている方々は、
面接を突破し企業から内定を獲得して
就職活動を乗り越えてきた人たちだ。
だからこそ、下記のような質問が面接官から出ると思う。


「自己PRをしてください」
「学生時代頑張ったことを教えてください」
「志望動機を教えてください」。
上記3つの質問は、就職活動では代表的な質問であり、
現在でもよく出る質問である。しかし、
近年は上記のような質問を行う従来の面接以外に
『雑談面接』が増加している。実際に
マイナビが毎年公表している2014年卒マイナビ企業新卒採用予定調査では、
今年度採用する面接手法として『雑談面接』が
64%と大多数を占めている。

雑談面接とは、企業が学生をリラックスさせ
本音を探るのが目的である。そのため、
「学生時代に頑張ったことは何ですか?」、
「あなたの強みと弱みは?」など
従来のような質問をすることは雑談面接では
タブーになっている。では、
なぜ近年雑談面接が増加しているのか。それは、
企業が学生の人間性を把握したいと考えているからだと私は思う。

従来の面接では、「学生時代に頑張ったことは何ですか?」
「志望動機を教えてください」など
テンプレ通りの質問がされる。
面接では簡潔に要点をまとめて話す必要があるため、
人間性が見えにくい回答になってしまう。
時間があれば、そこから具体的に掘り下げることで
学生の人間性を把握することができるが、
企業は限られた時間の中で学生を判断しなければならないため、
結果として学生の差別化が難しくなっている。
そのため、面接官は「第一印象」、
「好き嫌い」という感覚的な要素で評価する傾向が強い。

これでは、面接本来の目的を見失ってしまっている。
形式的な質問も、もともとは学生の人間性を見いだすための
ツールであったはずである。それにもかかわらず、
形式的な質問が繰り返されるうちに、
学生に対策されてしまい、いつしか
人間性を見えにくくしてしまった。
この状況に気付いた企業が、雑談面接という形式をとって
学生の人間性を把握しようとしているのだ。
これにより、学生にとっては面接の対策や
準備が行いにくくなってしまった。
従来の面接であれば質問の答えをあらかじめ準備をし、
面接で答えることができた。しかし、
雑談面接では毎回聞いてくる質問が異なるため
“対話力”が求められるようになっている。

会話力と違い、対話力とは相手と話の論点をずらさずに
最後まで会話を続ける能力をいう。そのため、
相手が話している内容をきちんと理解する必要があり、
自分が話したい内容の中から、
何を話すべきか取捨選択をして、
的確に相手に伝えなければならない。

しかし、最近の学生は、“対話力”が乏しくなってきている
理由は、学生は総じて同じ年代の少数の仲間とだけ接する傾向が強いからだ。
年代の異なる大人と会話する機会が少ないのだ。
そのため、大人を相手に目的を持って対話をするという場面を、
事前にほとんど経験していないため、
面接でも自分のことを伝えられない学生が多いのだ。
12月から2015年卒生の就職活動がスタートするが、
今から学生には社会人と接し、大人と対話をすることで、
対話力を磨いてほしい
と思う。
(「内定塾」講師 齋藤弘透)

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/business/snk20131027520.htmlより

たしは、この指摘がなされるまえから、学生に
「われわれ教員としっかりした言葉で、
話す練習をしなさい」と言ってきた。
面接官は、われわれと同世代の大人で、
しかも男性である場合が多い。
ため口や仲間内の言葉でない、
正しい言葉使いでの話の練習台に使ってもらいたい。


28日(月)4の授業

2013年10月28日 18時41分45秒 | SIUの授業
ビジネス実務総論

営利組織の目的と民間企業、
株式会社の関係の話です。

株式会社の数や、上場企業の数、
証券市場について、日経平均の算出のための
サンプル企業(225社)についても話しが及びました。
利潤(利益)の追求とは、収益の拡大と費用の圧縮です。

それから、増収増益から減収減益までの
4パターンについても解説しました。

このクラス、本日は16名の出席でした。

28日(月)2の授業

2013年10月28日 14時50分05秒 | SIUの授業
生活と銀行

ナンバリング銀行の続きです。
なぜ、数字が振られたかと思いますか?
明治期、アメリカから導入した
近代的商業銀行制度に由来します。
アメリカの銀行条例(National Bank Act)
にしたがいに日本でも100行以上の銀行が設立されました。
訳すと「国立銀行条例」ですが、けっして国営銀行ではありません。

以前、足利銀行を紹介しました。
つい最近のニュースで、同行が再上場するという報道がありました。

足利HD、年内に再上場 数百億円を調達へ

共同通信
2013年10月23日
13時19分 (2013年10月23日 13時22分 更新)


「足利銀行を傘下に抱える足利ホールディングス(HD、宇都宮市)の
年内の再上場が確実になったことが23日、分かった。
来月に東京証券取引所が上場を認可する見通し。
 
足利HDは上場に合わせて公募増資を実施し、
数百億円規模の資金を調達する見込みだ。
銀行の自己資本規制を強化する「バーゼル3」が
2014年3月期から段階的に実施されるのをにらみ、
調達資金は財務基盤の強化などに充てる計画だ。
足利HDは将来的に、他銀行との
業務・資本提携についても検討していくとみられる。」

このような報道です。

本日のメガバンクの紹介は、MUFGです。
三菱UFJフィナンシャル・グループです。
その銀行部門は、三菱東京UFJ銀行ですが、
この銀行の変遷を紹介しました。

さて、UFJとは、何の頭文字でしょうか?

本日は、20名の出席でした。

新卒社員、 9割が自信なし

2013年10月28日 10時14分29秒 | キャリア支援
平成生まれの2012年卒採用社員、
9割が自信なし -

情報収集に偏りがある傾向

マイナビニュース
2013年10月26日(土)09:00

トレンド総研は、2012年4月に入社した、
平成生まれの22~25歳の若手ビジネスパーソン500名を対象に、
「仕事における情報収集」に関する意識・実態調査を実施。
"平成生まれ世代"が入社して約1年半が経過した今、
「自分は仕事ができる」と自己評価しているのは1割未満であるほか、
仕事において「知識不足」を感じている人が9割にのぼることがわかった。
調査期間は9月11日~19日。


○平成生まれの7割が、ビジネス知識不足を実感

入社1年半が経過した「平成生まれ」の若手ビジネスパーソンに対し
「自分は仕事ができると思いますか?」と聞いたところ、
「できると思う」と回答した人はわずか8%にとどまった。

仕事ができないと感じる具体的なシーンとしては、
「お客さんの質問にすぐ答えられないとき(23歳・男性)」、
「専門用語が出てくるたびに、調べるか尋ねるかをしないと
仕事が進められないとき(24歳・女性)」など、
社会人としての経験不足や知識不足に起因する回答が目立つ。

そこで、あらためて「自信がない」ポイントについて質問したところ、
業界知識・商品知識・時事知識などの
「ビジネス知識」をあげた人が68%にのぼり、
「コミュニケーションスキル(57%)」、「マナー・接遇(57%)」、
「パソコンスキル(47%)」などを上回った。

また、「仕事をしていて、自分の知識不足(業界知識・商品知識・時事知識など)を
感じることはありますか?」と聞いたところ、
92%の人が「知識不足を感じる」と回答。
分野では「業界知識(66%)」が最も多く、
次いで政治・経済・トレンドなどの「時事知識」をあげる人も40%にのぼっている。

○紙メディアのチェックは苦手? 若手世代はWEB活用で情報収集

知識不足を補うための手段として、
「普段から十分な情報収集ができていると思いますか?」と聞いたところ、
「できている」という回答した人は8%にとどまり、
69%が「情報収集はしているが、十分とはいえない」と
回答している。

さらに、普段の情報収集源については、
パソコンやスマートフォン、タブレット端末などを通じて
「WEB」を活用している人が81%。
ニュースアプリ、情報アプリなどの「アプリ類」も45%の人が活用していた。

なお、閲覧するWEBサイト・アプリとして一番多かったのは
「ポータル系サイト(84%)」。
そのほか「まとめ系サイト(51%)」の利用者が
「無料ニュース系アプリ(38%)」の利用者を上回り、
WEBでの情報収集に慣れている世代ならではの傾向が見られる。

一方、紙メディアに関してはチェックできていない人が多く、
「新聞」を毎日チェックしている人は17%だった。
同時に、約3人に1人が「定期的にチェックしたいと思うが、
できていない」媒体であると回答。
そのほか、TVについても、
毎日チェックしている人は27%
にとどまっている。

情報収集の現状について聞いたところ、
自分が興味・関心のある情報しか収集できていない(84%)」、
人と差がつくような情報を収集できていない(79%)」の
2点が大きな懸念点としてあげられ、
情報収集に偏りがある傾向が強いことが分かった。
また、7割の人が「情報収集にあてる時間が少ない」と感じており、
同社では「自らの情報収集における問題点を自覚しつつも、
時間の少なさから対策が思うように取れていない実態が
浮き彫りになっている」とまとめている。

http://news.goo.ne.jp/article/mycom/bizskills/mycom_871033.htmlより


わたし自身も、webにたより、
若い人たちの指向をを批判できない。
新聞どころか、TVも見ない
若い人たちが増えていることに驚いている。