GEが家電事業の売却に向け交渉
8月15日 15時46分
アメリカの大手複合企業GE=ゼネラル・エレクトリックが、
100年以上の歴史がある家電事業の売却に向けて、
スウェーデンの家電メーカーと交渉していることが明らかになりました。
これは、スウェーデンの家電メーカー「エレクトロラックス」が14日、
GEの家電事業の買収に向けて交渉に入ったと明らかにしたものです。
これについてGEは正式なコメントをしていませんが、
GEは一部の金融事業から撤退するなど経営の効率化を進めている最中で、
採算が悪い家電事業を売却して、
航空機エンジンや火力発電向けの
ガスタービンなど成長が見込まれる分野の事業を
強化するねらいがあるとみられます。
GEにとって、冷蔵庫や洗濯機などの家電事業は
100年以上の歴史があり、かつては
アメリカの家電製品の代表的なブランドでしたが、
去年の売り上げは日本円でおよそ8,500億円で、
GE全体に占める割合は6%程度にとどまり、
縮小傾向が続いています。
一方、エレクトロラックスにとって、
GEの家電事業買収はアメリカでの販売の強化がねらいとみられますが、
アメリカのメディアはほかにも
複数の企業が買収に関心を示していると伝えており、
交渉の行方が注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140815/t10013831181000.html
エレクトロラックス、GEに家電買収交渉
2014/8/15 10:31
【フランクフルト=加藤貴行】
欧州家電最大手のエレクトロラックス(スウェーデン)は14日、
米ゼネラル・エレクトリック(GE)の家電事業の買収交渉をしていると発表した。
成立すれば中国の海爾集団(ハイアール)に次ぐ業界2位に浮上する見通し。
北米事業を強化し、収益が伸び悩む欧州事業を補完する狙い。
ただGEは複数企業との交渉が報じられ、合意に至るかは不透明だ。
エレクトロラックスの2013年12月期の売上高は1,092億クローナ(約1兆6,400億円)で、
このうち北米は約3割と欧州に次ぐ規模だった。
GEの家電事業(照明含む)は83億ドル(約8,500億円)。
買収を成功させれば、米家電最大手のワールプール
(13年12月期、188億ドル)を上回る。
エレクトロラックスは同日、
GEとの買収交渉を認めたうえで詳細には触れず、
「合意に達しておらず、合意する保証もない」と付け加えた。
米メディアは、韓国のLG電子やサムスン電子なども
GEの家電事業の買収を検討していると報じている。
GEは社会インフラ関連に事業の軸足を移しており、
アジア勢との競争が激しい消費者向けビジネスの比重を
減らす方針を打ち出している。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM15H0E_V10C14A8EAF000/
米GEの家電事業、エレクトロラックスが買収目指し交渉
2014年 08月 15日 02:57 JST
米GE、家電事業売却でエレクトロラックスなどと交渉=通信社
[ストックホルム 14日 ロイター] -
世界2位の家電メーカー、スウェーデンのエレクトロラックス
(ELUXb.ST: 株価, 企業情報, レポート)は14日、
米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)の
家電事業を買収する方向で交渉を行っていることを明らかにした。
エレクトロラックスは声明で、
GEと協議を行っていることを確認したうえで、
「何ら合意には至っていない」とした。
関係筋によると、GEの家電事業の価値は
20億─25億ドルとみられている。
これに先立ち、通信社ブルームバーグは関係筋の話として、
GEが家電事業売却に向けて
エレクトロラックスや新興企業のクワーキーと交渉していると伝えた。
GEの広報担当者からはコメントを得られていない。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPKBN0GE1X320140814
‘GEの家電製品なんて’と思っていましたが、最近、
同社の白熱電球を買い、使っています。
東芝は白熱球の生産をとりやめています。
これから同社も生産と販売を取り止めることになるのでしょう。
同社のHP(「アプライアンス&ライティング」)には、
以下のような記述があります。
「トーマス・エジソンが白熱灯用の
優れたフィラメントを発見した日から、
GEは世界を照らし続けてきました。
130年以上が経過した現在も、
私たちはLED照明器具をはじめ、一般照明、
自動車照明など多岐にわたる
革新的な製品を提供し続けています。」
http://www.ge.com/jp/products_services/appliances_lighting.htmlより
写真:同社の白熱球。アマゾンのHPより
8月15日 15時46分
アメリカの大手複合企業GE=ゼネラル・エレクトリックが、
100年以上の歴史がある家電事業の売却に向けて、
スウェーデンの家電メーカーと交渉していることが明らかになりました。
これは、スウェーデンの家電メーカー「エレクトロラックス」が14日、
GEの家電事業の買収に向けて交渉に入ったと明らかにしたものです。
これについてGEは正式なコメントをしていませんが、
GEは一部の金融事業から撤退するなど経営の効率化を進めている最中で、
採算が悪い家電事業を売却して、
航空機エンジンや火力発電向けの
ガスタービンなど成長が見込まれる分野の事業を
強化するねらいがあるとみられます。
GEにとって、冷蔵庫や洗濯機などの家電事業は
100年以上の歴史があり、かつては
アメリカの家電製品の代表的なブランドでしたが、
去年の売り上げは日本円でおよそ8,500億円で、
GE全体に占める割合は6%程度にとどまり、
縮小傾向が続いています。
一方、エレクトロラックスにとって、
GEの家電事業買収はアメリカでの販売の強化がねらいとみられますが、
アメリカのメディアはほかにも
複数の企業が買収に関心を示していると伝えており、
交渉の行方が注目されます。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140815/t10013831181000.html
エレクトロラックス、GEに家電買収交渉
2014/8/15 10:31
【フランクフルト=加藤貴行】
欧州家電最大手のエレクトロラックス(スウェーデン)は14日、
米ゼネラル・エレクトリック(GE)の家電事業の買収交渉をしていると発表した。
成立すれば中国の海爾集団(ハイアール)に次ぐ業界2位に浮上する見通し。
北米事業を強化し、収益が伸び悩む欧州事業を補完する狙い。
ただGEは複数企業との交渉が報じられ、合意に至るかは不透明だ。
エレクトロラックスの2013年12月期の売上高は1,092億クローナ(約1兆6,400億円)で、
このうち北米は約3割と欧州に次ぐ規模だった。
GEの家電事業(照明含む)は83億ドル(約8,500億円)。
買収を成功させれば、米家電最大手のワールプール
(13年12月期、188億ドル)を上回る。
エレクトロラックスは同日、
GEとの買収交渉を認めたうえで詳細には触れず、
「合意に達しておらず、合意する保証もない」と付け加えた。
米メディアは、韓国のLG電子やサムスン電子なども
GEの家電事業の買収を検討していると報じている。
GEは社会インフラ関連に事業の軸足を移しており、
アジア勢との競争が激しい消費者向けビジネスの比重を
減らす方針を打ち出している。
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM15H0E_V10C14A8EAF000/
米GEの家電事業、エレクトロラックスが買収目指し交渉
2014年 08月 15日 02:57 JST
米GE、家電事業売却でエレクトロラックスなどと交渉=通信社
[ストックホルム 14日 ロイター] -
世界2位の家電メーカー、スウェーデンのエレクトロラックス
(ELUXb.ST: 株価, 企業情報, レポート)は14日、
米ゼネラル・エレクトリック(GE)(GE.N: 株価, 企業情報, レポート)の
家電事業を買収する方向で交渉を行っていることを明らかにした。
エレクトロラックスは声明で、
GEと協議を行っていることを確認したうえで、
「何ら合意には至っていない」とした。
関係筋によると、GEの家電事業の価値は
20億─25億ドルとみられている。
これに先立ち、通信社ブルームバーグは関係筋の話として、
GEが家電事業売却に向けて
エレクトロラックスや新興企業のクワーキーと交渉していると伝えた。
GEの広報担当者からはコメントを得られていない。
http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPKBN0GE1X320140814
‘GEの家電製品なんて’と思っていましたが、最近、
同社の白熱電球を買い、使っています。
東芝は白熱球の生産をとりやめています。
これから同社も生産と販売を取り止めることになるのでしょう。
同社のHP(「アプライアンス&ライティング」)には、
以下のような記述があります。
「トーマス・エジソンが白熱灯用の
優れたフィラメントを発見した日から、
GEは世界を照らし続けてきました。
130年以上が経過した現在も、
私たちはLED照明器具をはじめ、一般照明、
自動車照明など多岐にわたる
革新的な製品を提供し続けています。」
http://www.ge.com/jp/products_services/appliances_lighting.htmlより
写真:同社の白熱球。アマゾンのHPより