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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 125-1】 When the Sorcerer Wore His Magic Hat : "the Sorcerer" という表現に注目!!

2016-12-05 | DWE・歌詞分析 【イエロー】
ゆーくん、4歳 8か月 13日
あやちゃん、2歳 7か月 10日
DWE歴は、4年 1か月 0日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、Sing Along! 12 のDVDに収録されている
"When the Sorcerer Wore His Magic Hat" について取り上げてみます
DWEソングの歌詞分析、125曲目です

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください 
   
この曲は、魔法使いが 魔法の帽子をかぶると、
いろいろなことができると話している歌です

この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです
  接続詞 when : When the sorcerer wore his magic hat, he could do many things that we cannot.
  過去形(一般動詞・不規則変化) : When the sorcerer wore his magic hat, he could do many things that we cannot.   など
  過去形(助動詞 could) : When the sorcerer wore his magic hat, he could do many things that we cannot.
  関係代名詞 that : When the sorcerer wore his magic hat, he could do many things that we cannot.   など
  使役動詞 make : He could make a bird disappear, then make it appear again!


今回は、"the Sorcerer" という表現 に注目したいと思います


歌詞で言うと――

     When the sorcerer wore his magic hat, he could do many things that we cannot. 

という部分で登場しています



"the Sorcerer" という表現は、ファンタジーものにしか登場しない特別な単語です。
和訳すると「魔法使い」ですが、これに関連した様々な単語があるので、
ニュアンスの違いについて紹介したいと思います。


     magician
   
  「魔術師・魔法使い」を表す最も一般的な語。元はゾロアスター教の司祭・占星術師を指す。
  「腕が立つ者 or 力を持つ者(印欧祖語:*magh-)」が語源とされる。
  「魔術師」を表す全ての語は「奇術師 / 手品師」をも指す可能性を持つが、
  汎用的な "magician" には特にその意味合いが強く表れている。

   ※ "Mickey Magician" は、これに当てはまります。「"magic" の使い手」という位置づけです。



     mage

  "magician" に相当する古英語。「魔術師・魔法使い」の意。
  古代ペルシャ(古代ペルシャ語)におけるゾロアスター教の
  「マギ僧」を意する "magi" を語源とする。
  マギは、イエス・キリスト誕生を祝福に訪れた東方の三博士。



     wizard

  「魔術師・魔法使い」。
  中英語で「賢い(wys)」+「~者(-ard)」に由来。
  遠くは印欧祖語の「知る・目にする(*weid-)」に辿り着く。
  社会性に富む、敬わざるを得ない社会的権勢を持つ 等の理由で、
  「尊ぶべき魔術師」を指すニュアンスを持つ。



     sorcerer (男) / sorceress (女)
   
  「魔術師・魔法使い」「妖術師」「占い師」。
  ラテン語の「運命(sortis)」に由来。
  更に古くは印欧祖語の「準備する(*ser-)」に辿り着く。
  もともとは占い系の職業と推察される。
  社会性に乏しい、理解不能な要素が多過ぎて怪しい、反社会的である、人外である、等の理由で、
  「近付きがたい魔術師」のニュアンスを持つ。

   ※ ミッキーマウスはイベントで "Sorcerer's Mickey" になることから、
    「人ではない魔術師」も "sorcerer" であることが分かります。



     warlock

  「魔法使い・男魔女・魔男」。
  近代に入ってから、男性の "witch" を指すのに用いられるようになった語。
  本義は「詐欺師」「悪魔」。
  古英語で反逆者・敵の意味を持つ。誓いを破る者とも。
  語源としては「信仰(古英語:wær)」+「嘘をつく(古英語:leogan)」。



     witch

  「魔女」。
  語源については、古英語の「予言(wigle)」とするもの、
  ゲルマン祖語の「降霊術(*wikkjaz)」とするもの、
  あるいは印欧祖語の「力強い(*weg-)」に由来を求めるものなど諸説あり。




DWEのイエローの教材(Book 12)に、"The Sorcerer's Apprentice" (魔法使いの弟子)が取り上げられており、
この曲は、そのストーリーに連動しています。
ディズニー映画『ファンタジア』原題: Fantasia)でもおなじみのストーリーです。

DWEの絵本には、名前が登場しませんが、
ミッキーマウスが魔法使いの弟子になったとき、弟子入りした偉大な魔法使いは、
イェン・シッド(Yen Sid)といいます。
彼は、大きな蝶を出したり、大洪水を2つに分けてひかせるという魔法を見せます。
イェン・シッド(Yen Sid)の名前は、ディズニー(Disney)の綴りを逆から読んだものとなります。

魔法使い イェン・シッド(Yen Sid)の容貌を見て、
「近づきがたい魔術師」のニュアンスを持つ "the Sorcerer" の単語が使われるのも頷けます。



ファンタジーもののストーリーに「魔法使い」が登場したら、
どんな単語が使われているのかチェックしてみると興味深いと思います






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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