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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 115-4】 Mickey the Zookeeper : "a big breakfast" に注目!!

2016-10-14 | DWE・歌詞分析 【イエロー】
ゆーくん、4歳 6か月 22日
あやちゃん、2歳 5か月 19日
DWE歴は、3年 11か月 9日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、前回に引き続き、Sing Along! 11 のDVDに収録されている
"Mickey the Zookeeper" について取り上げてみます

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください 
   
この曲は、動物園の飼育係をしているミッキーが、毎朝すること、
ある朝起きたことを対比して話している歌です

前回も紹介しましたが、この曲で取り上げられている文法事項は、以下の通りです
  3人称単数・現在形 : Every morning, Mickey the Zookeeper wakes up early and gets out of bed.   など
  不定詞・副詞的用法「~するために」 : He takes two buckets and goes to the shed to get breakfast for the animals that live in the zoo.
  関係代名詞 that : He takes two buckets and goes to the shed to get breakfast for the animals that live in the zoo.
  過去形(一般動詞・不規則変化) : One cold morning, Mickey the Zookeeper woke up early and got out of bed.   など
  過去完了 : Someone had opened the bags on the floor!


今回は、"a big breakfast" に注目したいと思います


歌詞で言うと――

     He takes two buckets and goes to the shed to get breakfast for the animals that live in the zoo. 
     For every morning, the animals all eat a big breakfast the same as we do. 

     (彼[ミッキー]は、動物園に住む動物たちの朝食を調達するために、バケツを2つ持って小屋に行きます。
      毎朝、私たちと同じように たっぷり朝食をとる すべての動物たちのために。)

という部分で登場しています



"breakfast" は、「朝食」という意味を表す単語であることは広く知られていると思います。
まずは、(有名な話ですが)「語源」 について紹介します。


イスラム教では、「ラマダン月」という「断食」の1か月間があり、
この期間は日の出から日没まで、食べたり飲んだりできません。
ウソや悪口を言ったり、怒ることも禁じられています。

この「断食」を英語で "fast" といいます。
"break" は、「破る」という意味ですので、
"break one's fast" で「(人の)断食を破る」「断食を中断する」という意味になります。

朝食を食べることは、昨夜から続いている「断食」を「破る」ことです。
「朝食」は "fast(断食)" を "break(破る)" するもの
ですから、"breakfast" という言葉が できたのです。


ここで、"breakfast" の例文を見ていきたいと思います。

  【例1】 I usually have breakfast at seven thirty.
       (私は、ふつう7時30分に朝食をとります)

この例文は、中学校1年生で登場するレベルの英語です。
"have breakfast" のかわりに "eat breakfast" とすることもできますが、
"(×) have a breakfast" や "(×) eat the breakfast" などというように、冠詞は用いません

"breakfast" を冠詞と共に用いるときは、形容詞を伴う場合に限ります

  【例2】 He served a hearty breakfast.
       (彼は、健康的な朝食を出した)

  【例3】 We had a goodbig] breakfast.
       (私たちは、たっぷり朝食をとった)


この曲の歌詞では、形容詞 "big" を伴って「たっぷり朝食をとる」様子が描かれているので、
冠詞を用いて、"eat a big breakfast" と表現されている
わけです。
冠詞は、日本語にはない概念なので、しっかりおさえておきたいものです。


今回は、"breakfast(朝食)" に焦点を当てましたが、
「朝食」に関わる表現も併せて紹介したいと思います。

日本語では、「朝食」という言葉を用いて、「朝飯前」という表現があります。
「朝食前でもできる簡単な仕事」という意味です。
これを英訳するとき、"(×) before breakfast" にはなりません。

これを英訳すると "a piece of cake"(一切れのケーキ)となります。
一切れのケーキをぺろりと食べるように、簡単だということです。
"breakfast" は登場しません。
"as easy as pie"(パイを食べるのと同じように)とも言います。
日本語だと食べる前なのに、英語にすると食べてしまう表現になるのが興味深いと思います。


英単語には、様々な語源があります。
有名どころは、学校英語でも取り上げられますが、
子どもたちが興味を持つようなら、調べてみても楽しいと思います






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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