Miquette’s assortment

みけこの詰め合わせ

机上の空論

2010-05-11 | 
そして、入院中にとうとう本が尽き、売店へさまよい出ることに。

四畳半神話大系小さな売店の書籍コーナーは小さくて、読みたいものが一冊もないんじゃないか、とあんまり期待していなかったのですが、少ない冊数の中に森見登美彦さんの文庫を2冊発見。 以前に宵山万華鏡を読んだので、そういうつもりで読み始めたのですが、あの作品は他のとは少しカラーが違うんだということがわかりました。

しかし、退院後にもその勢いで、ほとんどの作品を読み漁ってしまいました。 この人の作品は、ちょっと読みづらいというのか、とっつきにくいところがあって、いったんその世界から離れてしまったら、また慣れるのに苦労する感じで、続けて読んだほうがよさそうだったので。 ちなみに夫は脱落しました、いちばん読みやすそうに思えた「有頂天家族」をお薦めしてみたんだけど、ダメみたいでした。(^^;

SF→奇妙なむさくるしい世界、机上の壮大な空論と移動して、もう3ヶ月くらい頭の中がクラクラっぱなし、現実に戻れなーい。 「四畳半神話大系」などは、青春小説の形をとったSFだと思いました。 イッツ・ア・パラレルワールド。 

ところで、その四畳半神話大系が、今ちょうど、アニメになってテレビで放送されています。 版画風の絵柄や早口で畳み掛けるようなナレーションが独特で、ほの暗い雰囲気がよく出ていてなかなかいいなぁと思ったので、珍しく続けて見ているところです。 4話で終わるのかなと思ってたら、原作になかったエピソードもあったりして、もっと多くなるようです。 もう3話くらい終了してしまっているけれど、地域によってはまだこれから放送が始まるところもあるので、充分楽しめるのではないかと思います。
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