
鉱車が現れた。
よく見ると枯葉の地面にはいくつもの軌道が走っていた。

鉱車の前には坑口だ。
エアー配管も坑内に引き込まれているので、名のある坑口であろう。
一先ずここは離れてこの階層の斜面を調べきることになった。

少し進んでいくと試掘跡。

不思議な窪みがあり左側は見えないが、左右にはそれぞれ軌道が走っている。

この鉱山で一番長大なズリだ。
後に上から下りてくるのだが、100M以上はあったであろう。
そして鉱物はこのズリに一番多く見られた。

景色も素晴らしい。
この時期に雪がないことがビックリだ。

では戻って坑口に入ろう。
坑口は鉱車とズリで蓋をしていたようだが、すでに誰かが侵入した後だ。



100Mも進まないうちに火薬を積む鉱車が合った。
こんなものを使うほどの規模だったのだろうか?
少し疑問である。

ここから長い探索が始まる事になる。