夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『マネーモンスター』

2016年06月17日 | 映画(ま行)
『マネーモンスター』(原題:Money Monster)
監督:ジョディ・フォスター
出演:ジョージ・クルーニー,ジュリア・ロバーツ,ジャック・オコンネル,
   ドミニク・ウェスト,カトリーナ・バルフ,ジャンカルロ・エスポジート他

前述の『二ツ星の料理人』をなんばパークスシネマで観てから、
TOHOシネマズなんばへ移動。その間15分。
やっぱり遠いよ、なんばパークスシネマ。
余裕だと思ったけれど、座席に着いたのは予告編が始まる直前でした。

監督はジョディ・フォスター
演技は俳優陣に任せて、ご本人はメガホンを取ることに潔く専念しています。
キャッチコピーは「真実は生中継で暴かれる」。

週5日放送される投資情報番組“マネーモンスター”。
司会者リー・ゲイツのおちゃらけたトークが大人気だが、台本はまるで無視。
番組スタッフは、生放送なのに毎度暴走するリーにやきもきしっぱなし。
彼の行動を的確に予測する番組ディレクターのパティ・フェンなしでは成り立たない。

今日も生放送が始まり、いつものように暴走するリー。
ところがスタジオ内に不審な人影が見え隠れし、
パティが気づいたときにはその人影が銃を発砲、リーを人質に取って立てこもる。

犯人は配達を装ってスタジオに侵入したカイル・バドウェルという若者。
彼はリーがもたらした株式情報を信じて全財産を投資したせいで一文無しに。
なぜこんなことになったのかと、興奮しつつも説明を求める。

体に爆弾を装着させられ、犯人と運命を共にすることになってしまったリー。
犯人を刺激しないようにとリーに釘を刺すパティだったが、
スタッフに指示をしてあれこれ調べさせるうち、
問題の投資先に怪しい動きがあることに気づき……。

ムビチケを購入済みだったので観に行きましたが、
これより観たかったのが阪本順治監督の『団地』でした。
ジョージ・クルーニージュリア・ロバーツよりも
藤山直美岸部一徳でしょ!と思いつつの鑑賞でしたが、はらはらドキドキ。
株式のからくりも面白く、ジョディ・フォスターの知性を感じます。

ジュリア・ロバーツは、そろそろ恋愛もののヒロインには厳しい年齢。
色恋抜きの本作では、実にスマートで格好いいディレクター役。
いい具合に年を重ねているなぁと思いました。
この手の役の需要はまだまだあるでしょうね。

直美と一徳を見てみないことにはどっちが良かったかはわかりませんが、
ジョージとジュリアも凄く楽しかったのでした。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『二ツ星の料理人』 | トップ | TSUTAYA DISCASの月額レンタ... »

映画(ま行)」カテゴリの最新記事