夜な夜なシネマ

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『アラジン』〈字幕版〉(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の3本目@伊丹)

2019年06月24日 | 映画(あ行)
『アラジン』(原題:Aladdin)
監督:ガイ・リッチー
出演:メナ・マスード,ナオミ・スコット,ウィル・スミス,マーワン・ケンザリ,
   ナヴィド・ネガーバン,ナシム・ペドラド,ビリー・マグヌッセン他
 
6月の劇場鑑賞本数をなんとか毎月並みにすべく、
ダンナ出張の初日から、飲みに行く日以外は毎日に2本観ると決めた2日目。
終業後に2本観ると、2本目が終わるのは23時を過ぎる場合が多いから、
家に帰り着くのは早くても23時半。
日付が変わることもよくあって、体がしんどいのなんのって。
それでもお酒をしこたま飲んだ翌日よりはマシですよね(笑)。
 
とりあえず、前日に行った西宮よりはだいぶ近いTOHOシネマズ伊丹へ。
 
評判の本作。監督がガイ・リッチーだとは観に行くまで知らず。
『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)の監督が
30年後にディズニー作品を撮るなんて、ちょっとした衝撃。
って、同じようなことを『キング・アーサー』(2017)のときにも書いてますね。
マドンナと結婚していたことももはや記憶の彼方。
 
砂漠の王国アグラバーで相棒の猿アブーと暮らす青年アラジン。
生活は貧しく、こそ泥で稼ぐ日々だが、
心はダイヤモンドの原石のごとく清らか。
 
ある日、市場で若い女性が泥棒の疑いをかけられている場面に出くわす。
咄嗟にその女性の手を取って一緒に逃げるアラジン。
実は彼女はアグラバーの王女ジャスミンで、
こっそり王宮を抜け出した折りにこのような災難に遭ったのだ。
 
服飾品を見る目はピカイチのアラジンは、彼女の装いから王宮の人間だと判断。
しかし王女が町に出かけてくるはずもないから、
王女の侍女だろうと勝手に決め付ける。
身分を明かすわけにはいかないジャスミンにはありがたい勘違い。
いたずら心も手伝って、アラジンの勘違いをそのままにする。
 
ふたりの間にしばし良い雰囲気が漂っていたのに、
アブーがジャスミンの腕輪を盗んだせいでご破算に。
誤解を解きたいアラジンは、後日王宮へと忍び込む。
 
見事忍び込むことに成功したアラジンを密かに見ていたのが
王位を狙う国務大臣ジャファー。
王宮からこっそり帰ろうとするアラジンを捕まえると、
アラジンがいま会った女性こそ王女であることを告げ、
王女とこそ泥がいかに想い合おうと叶わないと言う。
そして、王女に釣り合うように金持ちにしてやってもいいと。
 
その条件として、「魔法の洞窟」からランプを持ち出すように
ジャファーから言われたアラジンは……。
 
単純に、美しく楽しい。
もっとミュージカルなのかと思っていましたが、途中の歌はほどほど。
最後は宝塚歌劇のフィナーレを思い出す楽しさ。
 
ディズニーはステレオタイプの悪者が出てきてイライラさせられます(笑)。
本作もそうではありますが、だからこそディズニーなわけで。
 
本来なら“メン・イン・ブラック”に出ていそうなウィル・スミスが、
魔法のランプから飛び出す魔人の役。これがまた痛快。
ダイヤモンドの原石のごとき心というわりには
普通に邪心もあったりするアラジンですが、(^^;
予定調和の最後にはやっぱり和みます。
 
ラザロ町田くんとアラジンの善人対決、見てみたかったりして。

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