『52Hzのラヴソング』(原題:52Hz, I Love You)
監督:ウェイ・ダーション
出演:リン・ジョンユー,ジョン・ジェンイン,チェン・ミッフィー,スミン,
リン・チンタイ,シンディ・チャオ,リー・チエンナ,チャン・ロンロン他
前述の『ラーメンヘッズ』とハシゴ。
1カ月に2本ミュージカル作品を観るというのは珍しいような。
1本目はもちろん『グレイテスト・ショーマン』、
2本目のこれはなんと台湾のミュージカルです。
監督は大好きな『海角七号 君想う、国境の南』(2008)のウェイ・ダーション。
あんなに琴線に触れる作品を撮ってくれたかと思ったら、
その次は首狩り族を描いた『セデック・バレ』(2011)。
さらにその次は『KANO 1931 海の向こうの甲子園』(2014)の脚本を担当、
で、今度はミュージカルだなんて、この人もまた引き出しが多そうです。
キャストに起用されているのは台湾で人気のミュージシャンたちとのこと。
既存の曲を使わなくてもヒットすることを証明した『ラ・ラ・ランド』(2016)同様、
本作で流れるのは全編オリジナル曲。楽しいです。
バレンタインデーの台北。
シャオシンは花屋の女主人。三十路で独身、恋人もなし。
幸せそうな人に花を贈るばかりでは、たまに寂しくなる。
スイーツ職人のシャオアンは、女ともだちのレイレイに片想い中。
レイレイから頼まれて、毎日モーニングコールをするけれど、
彼女はいつまで経っても芽の出ないミュージシャン、ダーハーと同棲中。
シャオシンは車で、シャオアンはバイクで、
それぞれ花とチョコレートを配達中、ぶつかってしまう。
体も商品も無事だったが、シャオシンの車が動かない。
かき入れ時のバレンタイン、配達ができないと困る。
そこでシャオアンのバイクにシャオシンも相乗り、一緒に配達しはじめるのだが……。
いわゆる群像劇です。
ミュージカル嫌いな人はまったく受け付けないと思われますが、
色使いもポップでおもちゃ箱のような作品。
中国語の名前は覚えにくいのが難点ですが(えっ?覚えられないのは私だけ?)、
シャオシンの弟役の俳優がイケメンだったり、
レストランのスタッフ役で台湾で活躍する日本人女優、田中千絵が出演していたりして、
思わず応援したくなります。
レストラン客の熟年夫婦との会話が楽しい。
バレンタインってこういうものなのかなとも思ったり。
若い人だけのものじゃない。
やっぱり目を離せない監督なのでした。
監督:ウェイ・ダーション
出演:リン・ジョンユー,ジョン・ジェンイン,チェン・ミッフィー,スミン,
リン・チンタイ,シンディ・チャオ,リー・チエンナ,チャン・ロンロン他
前述の『ラーメンヘッズ』とハシゴ。
1カ月に2本ミュージカル作品を観るというのは珍しいような。
1本目はもちろん『グレイテスト・ショーマン』、
2本目のこれはなんと台湾のミュージカルです。
監督は大好きな『海角七号 君想う、国境の南』(2008)のウェイ・ダーション。
あんなに琴線に触れる作品を撮ってくれたかと思ったら、
その次は首狩り族を描いた『セデック・バレ』(2011)。
さらにその次は『KANO 1931 海の向こうの甲子園』(2014)の脚本を担当、
で、今度はミュージカルだなんて、この人もまた引き出しが多そうです。
キャストに起用されているのは台湾で人気のミュージシャンたちとのこと。
既存の曲を使わなくてもヒットすることを証明した『ラ・ラ・ランド』(2016)同様、
本作で流れるのは全編オリジナル曲。楽しいです。
バレンタインデーの台北。
シャオシンは花屋の女主人。三十路で独身、恋人もなし。
幸せそうな人に花を贈るばかりでは、たまに寂しくなる。
スイーツ職人のシャオアンは、女ともだちのレイレイに片想い中。
レイレイから頼まれて、毎日モーニングコールをするけれど、
彼女はいつまで経っても芽の出ないミュージシャン、ダーハーと同棲中。
シャオシンは車で、シャオアンはバイクで、
それぞれ花とチョコレートを配達中、ぶつかってしまう。
体も商品も無事だったが、シャオシンの車が動かない。
かき入れ時のバレンタイン、配達ができないと困る。
そこでシャオアンのバイクにシャオシンも相乗り、一緒に配達しはじめるのだが……。
いわゆる群像劇です。
ミュージカル嫌いな人はまったく受け付けないと思われますが、
色使いもポップでおもちゃ箱のような作品。
中国語の名前は覚えにくいのが難点ですが(えっ?覚えられないのは私だけ?)、
シャオシンの弟役の俳優がイケメンだったり、
レストランのスタッフ役で台湾で活躍する日本人女優、田中千絵が出演していたりして、
思わず応援したくなります。
レストラン客の熟年夫婦との会話が楽しい。
バレンタインってこういうものなのかなとも思ったり。
若い人だけのものじゃない。
やっぱり目を離せない監督なのでした。