夜な夜なシネマ

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『96時間/リベンジ』

2013年01月25日 | 映画(か行)
『96時間/リベンジ』(原題:Taken 2)
監督:オリヴィエ・メガトン
出演:リーアム・ニーソン,マギー・グレイス,ファムケ・ヤンセン,
   ラデ・シェルベッジア,ルーク・グライムス他

言わずと知れた『96時間』(2008)の続編。
今年の目標、「できるだけ映画鑑賞代を節約」するため、ムビチケを購入済み。
だけど、この間のTOHOシネマズのようにサービスデーと知らずに行けば
なんのためにムビチケを購入したのやらわからなくなるので、
どんなサービスにも当たらない日に近所のシネコンにて。
サービスデーに行くことだってできたのに、なんだかこれって無理がある。(--;

前作と監督は交代していますが、製作と脚本は同じ、リュック・ベッソン。
『The Lady アウンサンスーチー ひき裂かれた愛』(2011)では新境地かと驚きましたが、
やはりこういうアクション映画に関わりつづけたい気持ちはあるのでしょうね。

元CIA秘密工作員のブライアンは、いまだにその腕に衰えはない。
別れた妻レノーアは年頃の娘キムを連れて富豪と再婚。
前作ではそのキムを人身売買組織に誘拐されたが、
ブライアンは単身で組織に乗り込んで叩きつぶし、キムを救出した。
あれから月日が経ち、キムもトラウマを克服しつつある。
いまは車の免許を取得しようとしている彼女に、ブライアンが運転指導中。

週に一度の教習日、レノーアとキムのもとを訪ねると、泣き顔のレノーアが。
再婚相手とうまく行っていないらしく、元気がない。
数日後にトルコのイスタンブールで仕事の予定だったブライアンは、
仕事が終わるころに気晴らしに来ないかと、レノーアとキムを誘う。

イスタンブールで合流した3人は穏やかで楽しい時間を過ごしはじめる。
ところが、前作で息子を殺されたアルバニア人のムラドが、
いくら悪党といえども息子は息子、その仇を討とうとブライアン一家を狙う。
バザールに出かけたブライアンとレノーアは拉致され、
ホテルのプールでくつろいでいたキムにも連中の手が伸びるのだが……。

無駄のなかった前作に比べ、続編は昔話の感傷に浸りがち。
最初はちょっともたもたしたテンポで進みます。
けれどもバザールの追いかけっこからは俄然おもしろくなります。
何より、前作ではシャブ中にされかけてヨレヨレだったキムが、
ブライアンの機転でただ一人逃げることに成功し、
拉致されてもただでは転ばない父との連係プレーで活躍するのが画期的。
「無理よ、できないわ」と言いながら車をかっ飛ばす姿もカワイイ。

ところで私の目を惹いたのは、キムの恋人ジェイミーが着ていたTシャツ。
一瞬見えたこれは、“Superdry 極度乾燥(しなさい)”でしたね。
ご存じの方も多いかと思いますが、れっきとした英国のファッションブランド。
日本滞在中のイギリス人が“アサヒスーパードライ”にインスパイアされて発案し、
いまでは世界各地で大人気、ベッカムも御用達のブランド。
へんてこな日本語がどこかに書かれていて笑えます。
たとえば「会員証な」「狩り捕食者」「堅い天候会社」「優れた配分」「業務用」などなど。
ちなみに公式サイトはこちら。
http://www.superdry.com/

閑話休題、これってまだ続編をつくるつもり?(^^;
ダブルチョコファッジがとてつもなくおいしそうでした。
すんごいカロリーやろけど。

新年ここまでに劇場で観た洋画の字幕はすべて松浦美奈さん
こうなると戸田奈津子さんが懐かしい。(^o^;

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