『あの日 あの時 愛の記憶』(原題:Die verlorene Zeit)
監督:アンナ・ジャスティス
出演:アリス・ドワイヤー,マテウス・ダミエッキ,ダグマー・マンツェル,
レヒ・マツキェヴィッチュ,スザンヌ・ロタール他
この日、夕方から友人と会う予定があったため、それまでに効率的なハシゴ狙い。
朝イチで新梅田シティ近くのコインパーキングに駐車すると、
そこから必死のぱっちで歩いてブルク7へ、前述の『桐島、部活やめるってよ』。
終映後、またえっちらおっちら歩いて新梅田シティへ。
へろへろになりながら、まずは梅田ガーデンシネマで後述作品のチケットを購入。
2時間半後からの上映だというのに整理番号がすでに59番で驚き、
先に買いにきてよかったと満足感に浸る。
そしてひとつ下の階のシネ・リーブル梅田で観たのが本作でした。
第二次世界大戦が終わりに近づいた頃。
アウシュヴィッツ強制収容所で恋に落ち、ふたりで脱走に成功したものの生き別れ、
39年後に再会を果たした実在の男女がモデルなのだそうです。
祖国のためにレジスタンス運動に身を投じていたポーランド人のトマシュと、
ドイツに暮らしていたユダヤ人のハンナ。
時を同じくしてアウシュヴィッツに収容されたふたりは、言葉の壁を越えて恋に落ちる。
脱走の計画を練り、機会を図っていたトマシュは、
収容内の実態を撮影したネガフィルムの持ち出しをも試み、
体調の思わしくないハンナを一緒に連れ出す。
実はハンナは妊娠中だったが、トマシュはそうとは知らない。
なんとか脱走に成功したふたり。
実家へたどり着いたトマシュは、母親にハンナを紹介するが、
ユダヤ人との結婚は許さないと言われる。
ハンナに敵意を見せる母親ではあるが、いま頼れる人はわずか。
レジスタンスの仲間のもとへネガフィルムを届けるべく、
実家を離れなければならなくなったトマシュは、ハンナのことを母親に託し、
体調が回復したら兄の妻マグダを訪ねるようにとハンナに言い残して出発。
ハンナは早々にマグダのもとを訪ねる。
そこでトマシュの帰りを待つが、いつまで経っても帰ってこない。
やがて実家を取り上げられたトマシュの母親もこの家にやってきて、
トマシュの兄やマグダとともに、トマシュは死んだと決めつける。
居たたまれなくなったハンナが家を飛び出すと……。
映像は1944年と1976年を行ったり来たりします。
冒頭、1976年のニューヨークで、ハンナが目にするテレビ番組。
そこにトマシュとおぼしき人物が出演していたことから、
死んだと思っていた相手を再び探しはじめます。
お互いを探し求めていたのに、どちらも相手は亡くなったと聞かされ、
いまを生き抜くために記憶を封印しようとしてきました。
おそらくどちらも自分だけが生きているのだと思い、
そのことに罪悪感を抱きつづけて。
それぞれが家庭を持ち、それなり以上に幸せ。
相手の幸せがわかればそれでいい、そういう展開ではありますが、
あれほどの激動をくぐり抜けたふたりがただ会うだけで終われるのか、
そんな疑問がちょっぴりと。
このふたりはこの後どうなったんだろうなんて考えるのは野暮ですかね。
監督:アンナ・ジャスティス
出演:アリス・ドワイヤー,マテウス・ダミエッキ,ダグマー・マンツェル,
レヒ・マツキェヴィッチュ,スザンヌ・ロタール他
この日、夕方から友人と会う予定があったため、それまでに効率的なハシゴ狙い。
朝イチで新梅田シティ近くのコインパーキングに駐車すると、
そこから必死のぱっちで歩いてブルク7へ、前述の『桐島、部活やめるってよ』。
終映後、またえっちらおっちら歩いて新梅田シティへ。
へろへろになりながら、まずは梅田ガーデンシネマで後述作品のチケットを購入。
2時間半後からの上映だというのに整理番号がすでに59番で驚き、
先に買いにきてよかったと満足感に浸る。
そしてひとつ下の階のシネ・リーブル梅田で観たのが本作でした。
第二次世界大戦が終わりに近づいた頃。
アウシュヴィッツ強制収容所で恋に落ち、ふたりで脱走に成功したものの生き別れ、
39年後に再会を果たした実在の男女がモデルなのだそうです。
祖国のためにレジスタンス運動に身を投じていたポーランド人のトマシュと、
ドイツに暮らしていたユダヤ人のハンナ。
時を同じくしてアウシュヴィッツに収容されたふたりは、言葉の壁を越えて恋に落ちる。
脱走の計画を練り、機会を図っていたトマシュは、
収容内の実態を撮影したネガフィルムの持ち出しをも試み、
体調の思わしくないハンナを一緒に連れ出す。
実はハンナは妊娠中だったが、トマシュはそうとは知らない。
なんとか脱走に成功したふたり。
実家へたどり着いたトマシュは、母親にハンナを紹介するが、
ユダヤ人との結婚は許さないと言われる。
ハンナに敵意を見せる母親ではあるが、いま頼れる人はわずか。
レジスタンスの仲間のもとへネガフィルムを届けるべく、
実家を離れなければならなくなったトマシュは、ハンナのことを母親に託し、
体調が回復したら兄の妻マグダを訪ねるようにとハンナに言い残して出発。
ハンナは早々にマグダのもとを訪ねる。
そこでトマシュの帰りを待つが、いつまで経っても帰ってこない。
やがて実家を取り上げられたトマシュの母親もこの家にやってきて、
トマシュの兄やマグダとともに、トマシュは死んだと決めつける。
居たたまれなくなったハンナが家を飛び出すと……。
映像は1944年と1976年を行ったり来たりします。
冒頭、1976年のニューヨークで、ハンナが目にするテレビ番組。
そこにトマシュとおぼしき人物が出演していたことから、
死んだと思っていた相手を再び探しはじめます。
お互いを探し求めていたのに、どちらも相手は亡くなったと聞かされ、
いまを生き抜くために記憶を封印しようとしてきました。
おそらくどちらも自分だけが生きているのだと思い、
そのことに罪悪感を抱きつづけて。
それぞれが家庭を持ち、それなり以上に幸せ。
相手の幸せがわかればそれでいい、そういう展開ではありますが、
あれほどの激動をくぐり抜けたふたりがただ会うだけで終われるのか、
そんな疑問がちょっぴりと。
このふたりはこの後どうなったんだろうなんて考えるのは野暮ですかね。