『恋はデジャ・ブ』(1993)はアメリカの作品で、
主演のビル・マーレイは、本国では大人気のコメディ俳優。
日本ではいつまで経ってもマイナーですが、彼の出演作はどれも楽しい。
特に『恋はデジャ・ブ』はピカイチ。愛すべき作品です。
それが『七回死んだ男』のあとがきに登場します。
著者の西澤保彦氏は、『恋はデジャ・ブ』から着想を得たそうな。
『七回死んだ男』を読んだあと、再鑑賞しました。
ローカル局の気象予報士フィルは、
ペンシルヴェニア州の田舎町パンクスタウニーへ、
毎年2月2日におこなわれる聖燭節の祭りを取材するため、
女性プロデューサーのリタ、カメラマンのラリーとともにやって来ます。
冬眠中のウッドチャック(リス科の哺乳類)を引きずり出して
春の到来時期を占うというこの祭りに、住民は大盛り上がり。
しかし、フィルは、恒例の取材に嫌気がさしています。
エスプレッソもカプチーノも通じないようなド田舎で、
たいして親しくもなかったイケてない知人に声をかけられ、
物乞いにすがられて、水たまりに足をとられる。
こんな町からは一刻も早く出たいと、
投げやりに取材を終えるやいなや帰途につきますが、
吹雪で足止めを喰らって、もう1泊することに。
ところが、翌朝目覚めると、
ラジオから昨日聞いたのとそっくり同じフレーズ。
出会う人がフィルにかける言葉も、水たまりにはまるのも、
何から何まで昨日と同じ。
やがてフィルは、自分にだけ再び2月2日がやって来ていることを知ります。
そして、何夜眠ろうが、起きればまたもや2月2日。
悪夢のような体験だと思いつつ、
明日起きればまた今日なら、二日酔いもしない。
気に入った女性の趣向を徹底的に聞き出しておいて、
ナンパすることも可能。
現金輸送車の警備員にいつ隙が生まれるのかもわかるから、
大金の入った袋をくすねることもできます。
こうして、しばらくはあきらめて2月2日を過ごしますが、
町の住人全員の経歴を把握してもまだ終わらない2月2日。
いったいいつになったら2月3日はやって来るのか、
フィルは次第に焦り始め、自殺をも試みるようになります。
けれど、車ごと炎上しようが、教会のてっぺんから飛び降りようが、
翌朝は2月2日の自分。
『七回死んだ男』を読んだとき、『恋はデジャ・ブ』を観ていたがゆえ、
デジャ・ブ(既視感)というのか、懐かしさをおぼえました。
まとめきれなかったので、もう少し続けます。
主演のビル・マーレイは、本国では大人気のコメディ俳優。
日本ではいつまで経ってもマイナーですが、彼の出演作はどれも楽しい。
特に『恋はデジャ・ブ』はピカイチ。愛すべき作品です。
それが『七回死んだ男』のあとがきに登場します。
著者の西澤保彦氏は、『恋はデジャ・ブ』から着想を得たそうな。
『七回死んだ男』を読んだあと、再鑑賞しました。
ローカル局の気象予報士フィルは、
ペンシルヴェニア州の田舎町パンクスタウニーへ、
毎年2月2日におこなわれる聖燭節の祭りを取材するため、
女性プロデューサーのリタ、カメラマンのラリーとともにやって来ます。
冬眠中のウッドチャック(リス科の哺乳類)を引きずり出して
春の到来時期を占うというこの祭りに、住民は大盛り上がり。
しかし、フィルは、恒例の取材に嫌気がさしています。
エスプレッソもカプチーノも通じないようなド田舎で、
たいして親しくもなかったイケてない知人に声をかけられ、
物乞いにすがられて、水たまりに足をとられる。
こんな町からは一刻も早く出たいと、
投げやりに取材を終えるやいなや帰途につきますが、
吹雪で足止めを喰らって、もう1泊することに。
ところが、翌朝目覚めると、
ラジオから昨日聞いたのとそっくり同じフレーズ。
出会う人がフィルにかける言葉も、水たまりにはまるのも、
何から何まで昨日と同じ。
やがてフィルは、自分にだけ再び2月2日がやって来ていることを知ります。
そして、何夜眠ろうが、起きればまたもや2月2日。
悪夢のような体験だと思いつつ、
明日起きればまた今日なら、二日酔いもしない。
気に入った女性の趣向を徹底的に聞き出しておいて、
ナンパすることも可能。
現金輸送車の警備員にいつ隙が生まれるのかもわかるから、
大金の入った袋をくすねることもできます。
こうして、しばらくはあきらめて2月2日を過ごしますが、
町の住人全員の経歴を把握してもまだ終わらない2月2日。
いったいいつになったら2月3日はやって来るのか、
フィルは次第に焦り始め、自殺をも試みるようになります。
けれど、車ごと炎上しようが、教会のてっぺんから飛び降りようが、
翌朝は2月2日の自分。
『七回死んだ男』を読んだとき、『恋はデジャ・ブ』を観ていたがゆえ、
デジャ・ブ(既視感)というのか、懐かしさをおぼえました。
まとめきれなかったので、もう少し続けます。