「歩くZ旗」みね姉のひとりごと ~矜持 国を護るということ~

私たちを護ってくれている自衛隊を、私が護りたい!そんな気持ちで書いてきました。今は、自衛隊との日々の大切な記録です

第2掃海隊の餅つき大会にお邪魔させていただきました(^^♪

2015年12月31日 | 海上自衛隊

今年最後の記事にふさわしい内容で、締めくくれることをうれしく思います


先日、佐世保の第2掃海隊の餅つき大会にお招き頂き、お邪魔させていただきました( *´艸`)


ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、海上自衛隊には、「アットホーム」という家族サービスのイベントがあります。


護衛艦だと艦ごとにあるようですが、こちらは2掃隊まとまっての開催でした


こういう家族サービスのイベントは、その部隊なり艦艇なりの長である方の考えがはっきりと感じられように思います。









まず、向かったのは佐世保基地倉島の庁舎。


倉島には何度となくお邪魔しておりますが、こちらの庁舎内は、一階の売店以外は初めて入ります。


こちらの会議室に、ご家族が集まっていらしていて、最初に、第2掃海隊豊田司令のお話しがありました。


パワーポイントを使用しての、ご家族に向けた、パパやご主人のお仕事について詳しく説明してくださる、という貴重な機会です


個人的にすごいなぁと思ったのは、司令が


「お子さんたち、遠慮しないで騒いでいいよおじさんの声の方が大きいから、大丈夫です(笑)」


と仰った事です。


私は、こういう時、子供のうるささに辟易するタイプなので、こういう言葉を言える方って、尊敬します


私は無理…(笑)


できるだけわかりやすい言葉で、楽しく説明してくださっていました。


私が一番気になったのは、最初に説明があった、2掃隊のスコードロン。


これがめっちゃかわいいんです


機雷が泣いてるんですよね(笑)


画像探したけどなかったんだよなぁ…このワッペンとかあったらほしい…(笑)


30分ほどのお話の後、庁舎を後にして、岸壁に。



庁舎前から見た、岸壁。


ここもね~、この2年間何度通ったことだろう…(笑)


この日は、倉島のみならず、立神の方もたくさんの艦艇がいましたので、見ごたえあります。


今回のターゲットはもちろんこちら。



第2掃海隊の、岸壁から向かって「ひらしま」「やくしま」「たかしま」です。


その前には



会場がセッティングされていました。


この日は26日で、クリスマスの翌日です…が、すでにお正月ムードです(笑)


なにより、こちら。



そう門松です


海上自衛隊では、艦艇ごとに乗員さんが門松をたいてい手作りします。(しない艦艇もあります)


初めてこのことを知ったのは、2年前引退直前の護衛艦はるゆきに、やっぱり同じ時期にお邪魔した時。


門松の準備がしてあったのをみて、艦内で、乗員さん手作りで門松を作ると聞き、すごく驚きました。


自衛官って、本当にいろんなことできるんだなぁ…と(笑)






さて、紅白幕の内側にいよいよ突入





ソフトドリンクバーや、綿菓子、ポップコーンがふるまわれていました


さらに、



空くじなしの、ビンゴゲームも


そして、奥では、豚汁と、



たこ焼きも


一人地味に笑いを誘ったのは、このたこ焼きブースで、「やしきたかじん」がBGMだったことですかね(笑)


そして、この手前のたこ焼き作っている方が、いい味だしてます(笑)


アットホームという、家族が集う場所で「やしきたかじん」をチョイスした人は、おそらくこの方ではないかと、勝手に決めつけた(笑)


…紅白幕が赤暖簾に見えていたのは、私だけだろうか?(笑)
















石臼にお湯をかけて、お餅がくっつくのを防ぎます。







ホカホカの、蒸したてのもち米投入



まずは、杵でこねこね…してからの~



つきます


まずは、司令ご自身と、やくしま艇長さんによる餅つき。


しかし、こういう杵と臼で餅をつく様子って、最近の子供はあまり見る機会がないと思うので、貴重な機会だと思います。


そのあと、司令が、


「じゃあ、次来年の年男


と声をかけられました。


こういうちょっとした声掛けからも、司令が日本の伝統文化を大事に思っていらっしゃることがよくわかります。


餅つき前のご挨拶で、司令が、


「日本を護るということは、日本の伝統文化を護るということでもあります」


と仰っていました。


まさに、私もそうだと思います。


自衛隊は、国の守り手でもあり、日本の伝統の守り手でもあります。


門松を作ることや、餅つきが、国防に何の役に立つのか?と思う方もいらっしゃるでしょう。


しかし、国を護る人たちが、自国の伝統文化を蔑ろにしてその責任が果たせるものでしょうか?


そのことを、まさに体現していらっしゃることが、よく伝わってきました。


この時同時に、門松制作の実演も行われたのです。


こちらも、毎年若い隊員さんに作らせているとのこと。


竹も、地主さんの竹林に伺って自ら切り出しているんだそうです。


「今年は、なかなかいい竹が見つからなくて…」


と門松制作担当の隊員さんが仰っていました。


ちなみに、完成している門松がすでに一対あるので、あとから作るのはどうするんだろう?と思っていたら、


毎年、日米友好ということで、米軍の掃海隊に送られているのだそうです。


この日も、ゲストで、数名の米軍掃海隊の方たちがお越しでした。


…っていうか、私、この時に、佐世保の米軍に掃海隊がいることを初めて知ったんですけどね(笑)


さて、門松の材料。



りっぱな竹が運ばれてきました。



本当に苦労して探された竹だと思います。



徐々に、飾りが増えます。


途中で、ゲストの米掃海隊の方も門松制作にチャレンジ。



完成



なかなか、昨今、こんな立派な門松を見る機会はないでしょう。








そして、見ている間私は、お味をレポートせねばならない、という使命感に燃えて、豚汁を頂きました( *´艸`)



暖まります~おいしい~


そうしていると、つきあがったお餅が次々とこねられています。



みんなでこねこね。


お味は、餡子と、黄な粉、そして砂糖醤油が用意されていました。


私は、砂糖醤油で頂きました



つきたてのお餅は、本当においしいですね


久しぶりに頂いた気がします。



ゲストの米軍さんも、お餅にトライ。


帰りには、お餅をお土産で持たせてくださったんですよね…。


こういうお気遣いもさすがです。


↓↓↓↓お土産のお餅








この日は、地元NHKの取材も来ていましたね~。


その対応でお忙しいはずのやくしまの機関長さんが、時々気遣って声をかけてくださったのでありがたかったです。


…結構、人見知りするたちなので(笑)


ほどなく、ひらしまのカレーがふるまわれました。


もはやブランドと言ってもいい、海軍カレー(「海軍カレー」って言ってた(笑))


ここはやはり、大人気であっという間に長蛇の列が。


機関長さんが、


「ひらしまのカレーの後に、やくしまとたかしまもカレーがありますから。」


と教えてくださったので、ここは控えめに頂くことに(笑)


ということで、まずは、ひらしまカレー(*‘∀‘)



この前の、カレーグランプリのお味を彷彿とさせる、ピリ辛カレーでした( *´艸`)


好みで、辛味オイルでさらに辛さをプラスできるんです


もちろん、足しました(笑)


あと引く辛さで、おなかの中がぽかぽか温まります


そのあと艇内で、やくしまカレーを頂きました(^^♪




こちらは、甘めで懐かしいかんじのカレー


おかわりしたくなるんですけど、次があるのでここはグッとガマンです(笑)


ちなみに、やくしまには隊司令旗が上がっていましたので、司令はこちらにお昼を食べに来られるようです。


やくしまカレーが甘めの理由は、司令が


「辛いカレーが苦手だから(笑)」


とのことで…豪胆な感じの司令ですが、カワイイなぁと思ってしまいました(笑)


最後は、たかしまカレー



こちらは、お子様用のコーン入りの甘いカレーも用意してありましたね~。


それも気になったけど、普通に大人用を頂きました。


とは言えこちらも、甘めで、飽きの来ないかんじのカレー


キャベツの千切りやゆで卵、フルーツと色々用意してあったのですが、


ここまで来るとさすがにお腹いっぱいですので、卵トッピングをあきらめました(ノД`)・゜・。


乗員さんもお昼の時間らしく、休憩に入った方から食事を取られていて、一口食べてから、


「員長おいしいです


と、後ろにいる調理員長さんに声をかけていらっしゃってました(*´ω`*)


あ~、こういう感じ、なんかいいなぁ~と思いながら、カレーを食べていると、


渋い感じの調理員長さんが


「ちゃんと野菜も食べて(笑)」


と、みんなに言われましたね(笑)


そのあと、紙コップにフルーツを入れてみんなに配ってくれました。


カレーの後のフルーツって、妙においしいですね~( *´艸`)


カレーは、ひらしま→やくしま→たかしまと、甘くなっていった感じです(笑)


どれもそれぞれにおいしくて、甲乙はつけられません(*ノωノ)







カレーを頂いた後、機関長さんに、やくしまをエスコートして頂きました。


掃海艇は、下関でとよしま、うくしまを見ていたし、一般公開でたしか、たかしまを見学したことがあったのですが、


艦橋で初めて


うくしまやとよしまと全然違うということに気づきました。


艦橋の設備がかなり新しい感じがしたのと、通称バーベキュー甲板(笑)が、ずいぶん狭くなってます。


うくしま、とよしまは、すがしま型。


2掃隊の3隻はひらしま型で、木造掃海艇の中では一番新しい型です。


といっても、もう、木造掃海艇は造船されておらず、コスト面と技術面から、FRP製に移行していますね。


コスト面は仕方ないにしても、木造造船の技術が、日本から失われてしまったことが返す返すも残念でなりません。


したがって、この3隻は海上自衛隊における最後の木造掃海艇なのです。


うち、たかしまは来年ペルシャ湾に派遣されます。


もちろん、訓練ですが、この地で訓練を行うという意味の大きさを掃海隊の多くの方は感じていらっしゃるようでした。


それにしても、停泊していても結構揺れる掃海艇に乗艇していると、


この小さな艇でペルシャ湾まで行くということ困難さを、改めて身近に感じます…。


たかしまの皆さんが、無事に航海と訓練を終えられることをお祈りいたします。






今年も1年間、海上自衛隊をはじめ、自衛官の皆さまには本当にたくさんたくさん、お世話になりました。


さらに、自衛隊とご縁のあるたくさんの方たちにも、お引き立てを頂き、お陰様でたくさんのイベントに参加させていただくことができました。


今年も本当に、たくさんの素晴らしいご縁に恵まれた、幸せな1年でした。


あまりに濃すぎる1年で、今年最初の出来事は、今年のことでなく何年も前のことのようです(笑)


こんなにも人生に彩りと濃さを充実を与えてくれた自衛隊の存在に、心から感謝いたします。


国防や愛国心というのは、いささかながら漠然としています。


ですが、それは、身近な家族や友人、そして彼らの大切な人たちを護ることであるという、とてもシンプルな思いの集合体であることを、


そしてそれは、まぎれもなく、戦前から受け継がれている思いであることを、確信した1年でもありました。


自衛隊にとって、容易とは言い難い諸問題もありますが、それらが少しでも良い方向へ向かうことを願うばかりです。


あるOBさんが、現役自衛官の皆さんのことを


「ここにいる方たちは、国の宝ですよ」


と仰いました。


私も、全く同感です。


単に、国防に従事されているからと言うだけでなく、様々な専門技術や専門知識を持つ方たちである、という点においても、


また、消えゆく日本の伝統文化の担い手であるという点においても、まぎれもなく宝だと思います。


今年1年の自衛隊レポートの締めくくりにふさわしい行事に、参加させていただく機会を頂き心から感謝いたします。


また、最後になりましたが、このブログをいつもご訪問下さり、読んでくださっている皆さま、1年間ありがとうございました。


気分次第で、更新が滞っている時も、訪れてくださっていた皆さま、本当にありがとうございます。


たくさんの方たちに、たくさんの感謝があふれる気持ちで、今年を終えられることにも感謝するばかりです。


ありがとうございます。


来年が皆様にとって、さらなるご多幸の年となりますことをお祈りしております。



チャンネルNipponの方でも、このテーマで書かせていただいております。

よろしければ、覗いてみてください。




ご意見・ご感想はこちらにお願いいたします。

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