南英世の 「くろねこ日記」

小噺 先代の借金

 

お金に困っている国民に国が手を差し伸べた。

国 :10万円上げましょう。

国民:こりゃ有難い、でも借金するとあとで返すのが大変だ―。

国 :いえいえ、返さなくてもいいんです。

国民:本当かい?

国 :国が嘘をつくはずがございません。

国民:そんならもらっちゃおうかな。

・・・・・

・・・・・

数日後、「メロンでございます。請求書です」と、20万円の借金返済の督促状が届いた。

国民:話が違うじゃないか。返さなくてもいいという約束だったはず。しかも、10万円ではなく20万円も・・・

国 :はい、これは先代が残した借金の返済です。

 

 

おあとがよろしいようで。

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