南英世の 「くろねこ日記」

晴れゆく嶺

(東山魁夷 「晴れゆく嶺」リトグラフ)

ついに買ってしまった。とはいっても本意ではなかった。ヤフオクで遊んでいたら偶然にも落札してしまったのだ。

仮にも東山魁夷のリトグラフ(複製)である。まさかこんな安値で落札するとは思ってもみなかった。しかも、送られてきた絵は傷一つない新品同様。超お買い得!・・・

と言いたいのだが、実はエディション番号が違うこの絵と全く同じ絵を、すでに10日ほど前にある画商と購入契約を交わしていた。

あっちゃー。同じ絵を2枚も買ってしまった!

しかも画商から購入したのは今回の落札価格の4倍、

新調した額だけで7万円もする。

仕方がない。契約は契約である。一度「買います」といった手前、今更キャンセルはできない。というか、画商が提示した値段が相場であって、ヤフオクの価格が異常に低かったというべきか。

この元の絵は東山魁夷画伯が衆議院のために1982年に制作したものである。原画は現在衆議院議長室に飾られている。下の写真は制作中の様子である。

これまでリトグラフの制作は、1998年に森工房、2004年にMMGが手掛けている。本作品はMMGが制作したものである。 リトグラフの色合いが制作中の色合いと若干違うが、これは制作の途中のためか、それとも光の加減なのかよくわからない。

この作品について正光画廊(東京)に問い合わせたところ、森工房のリトグラフを5年前に100万円以上で販売したのが最後で、その後は入荷がないという。また、ガレリア・フランジェリコに問い合わせたところ、過去に71万5千円で売却したことがあるという。http://www.frangelico.co.jp/SHOP/m_higashiyama009.html

絵の値段というのは本当にわからない。

何はともあれ、玄関正面に飾ることにした。今まで平山郁夫の「パルミラ遺跡を行く」の「朝」と「夜」を対で飾っていたのだが、「朝」を移動しそこに飾ってみた。

複製とはいえ東山魁夷と平山郁夫が並んでいるのを見て超リッチな気分になれる。ふふふ

1枚の絵でこんなに豊かな気持ちになれるものか。それにしても同じ絵を2枚とは・・・(笑)。資産として持っておくのも悪くはないか。

 

 

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