ノート作り

ようやくフルタイムで働くことから解放された。朝7時まで寝て、朝食をゆったりと取る「ゼイタク」を堪能している。今までは、毎朝5時半に起きて6時半に出勤し、仕事から帰って夕食を食べはじめるのは早くて夜8時、遅ければ夜10時の毎日だった。正直いって、体力的にはきつかった。


4月からは、大阪府立天王寺高校と大阪教育大学付属高校池田校舎の非常勤講師として教壇に立つ。両方とも、2年生または3年生の政治・経済の担当である。月曜日と水曜日が大教大附属池田。火曜日と木・金曜日が天王寺高校である。

両校とも、授業はとても楽しい。打てば響くような反応が返ってくる。一見無駄話と思える話にも、私の意図を察して真剣なまなざしできちんと耳を傾けてくれる。

今日からはいよいよノート作りの開始である。もちろん、今までのノートでも授業はできるが、気分を一新するために今回全面書き換えをする予定でいる。2単位（実質年間50時間余り）の授業のためにこれまでに作ったノートが、全部で17冊。これに、現代社会特有の分野を含めると21冊に及ぶ。受験を意識するのはもちろんだが、それをはるかに超えた高いレベルの授業を目指したい。

本当にやりたい仕事、一番好きな仕事だけに専念できる今の環境。
なんと幸せなことか。
今、人生で一番贅沢な時間を過ごしているのかもしれない。

最高の授業を提供するために、ノート作りに励む毎日が続く。
ノート作りは至福の時でもある。