見出し画像

南英世の 「くろねこ日記」

私のパソコン購入歴

この20年あまりでインターネットは劇的に変化した。原稿を執筆する際の調べ物もずいぶん楽になった。昔は、一つの裏をとるのに書店に行って本を探しまくり、何千円もする本を購入していたのに、今はクリック一つで調べがつくことが多い。

ふと、気になってこれまでのパソコン購入歴を調べてみた。初めてパソコン(NEC 9801-E)を買ったのは教員になって2年目の1984年である。まだパソコンが出始めたばかりのころで、プリンターもそろえて一式100万円ほどした。インターネットはまだない。BASICプログラムの勉強をして、自分で成績処理や経済モデルのソフトを作った。その後ワープロが登場したので文書作成はもっぱらワープロを使った。

1995年にWindowsが発売されたが、最初はこれが全く理解できなかった。パソコンは自分でソフトを作って動かすものだと思っていたからである。だからWindowsが発売されて世間が大騒ぎしていても何の関心もなかった。文書作成はワープロを使い、成績処理は自分で作ったプログラムを使ってパソコンで行う。仕事をするうえで何の不都合もなかった。

転機となったのは1999年である。三国丘高校の職員室でワープロを使って文書作成をしていたら、3年生の女の子から「せんせ、まだわーぷろつかっているの、ははは」と言われてしまったのだ。

闘志に火が付いた。すぐパソコンを購入した。以来、5台買い替えた。

1999年 パソコン購入

2002年 XP購入

2009年 EPSONに買い替える(Windows7)

2016年 NECに買い替える

2020年 現在のパソコン購入

 

現役の教員をリタイアーしたのは2022年3月である。しばらく家でぶらぶらしていたのだが、ひょんなことからまた現役復帰することになった。そこで問題になったのが職場で私的に使うパソコンである。

2016年に買ったのは当たりが悪くすぐ故障をして処分してしまった。しかし、2009年に買ったEPSONはまだ生きている。本棚に眠っており、使おうと思えば使えなくもない。しかし、13年も前に買った代物である。立ち上がりが猛烈に遅い。電源を入れてから立ち上がるまでに1分ほどかかる。立ち上がってしまえば問題なく使えるのだが、立ち上がるまでが遅すぎる。

ということでこの際新しくパソコンを購入することにした。とはいっても、わずか半年のために20万円も出して新品を購入するのはもったいない。しかも使うソフトはワードとエクセルくらいのものである。えーい、この際中古でいいか!

メルカリやヤフオクを覗いてみると、3~4万円でハイスペックの中古がいっぱい出ている。いろいろ調べて、メルカリで良さげな製品を1万4800円買った。

ところが使ってみると、これがとんでもなく遅い。Core i5を搭載しているのにこれはいったいどうしたことか。手持ちのEPSONよりさらに遅いのだから購入する意味がない。

すぐヤフオクに出品した。購入価格より安い12000円で売りに出したら1日で売れた。多分、メモリを増設して使い勝手を良くするのかもしれない。残念ながらパソコンに疎い私にはそれができない。販売手数料や送料を引くと5000円ほどの損失になるが、まあ、勉強代ということにして自分を納得させる。

「やっぱり中古はアカンな」と思っていたのだが、ヤフオクを見ていたら「これなら大丈夫かな?」と思える製品が目についた。出品者に問い合わせると、立ち上がるまでの時間は「15秒」だという返事が来た。うん、これなら大丈夫! 買おう!

というわけでオークションで競り落としたのが下の写真である。色が茶色というのもいい。

仕様は

新品SSD500GB【Core i7】NEC LaVie LL750/F★クリスタルブラウン★Win11★メモリ8GB★Office2021★ヤマハサウンド★USB3.0★BD-RE★Wi-Fi

となっている。型番から調べてみると製造年は2012年ということらしい。たぶん、古くなったパソコンをただ同然で仕入れて、中身を入れ替えて販売しているのだろう。中古パソコンを買うのはこれが初めてだが、さてさてどんなもんだろう。

 

(追記)

今日届いた。いい業者さんに出会ったみたい。本体はピカピカでほとんど傷はなく、まるで新品のよう。電源を入れると本当に15秒で立ち上がった。ソフトのスピードもものすごく早く、これで2万9000円は安すぎる。20万円も出して新品を買うのがばかばかしく感じられる。この業者さんの名前を覚えておこう。前の業者さんとは偉い違いだ。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「日常の風景」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事