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カナダ・エクスプレス

多倫多(トロント)在住の癌の基礎研究を専門にする科学者の自由時間ブログです。

レッドアイ・フライトで帰宅

2007年03月16日 | 旅の徒然
昨夜は、サンフランシスコ午後10時15分発、トロント6時05分着の、いわゆる「レッドアイ・フライト」で帰宅しました。北米太平洋時間とトロントのある東部時間とは3時間の時差があります。トロントから西海岸へ飛ぶ場合は3時間稼ぐことができるわけですが、帰りはその逆で3時間失います。ですから、西海岸から午後の仕事を終えて帰宅する場合は、かなり夜遅くに到着するか、もしくは私が利用したようなオーバーナイトの便になります。それがいやならば、次の日の朝に飛びます。

この西海岸から東海岸に飛ぶオーバーナイト便のことを俗称「レッドアイ・フライト」と呼びます。なぜなら、飛行時間は偏西風の追い風で短く、私の乗った便の場合4時間とちょっとです。ですから夜が短いわけです。飛行機から降りてくる乗客は、皆寝不足で赤い目(レッドアイ)をしているので、こういうニックネームになったわけです。

幸い私の場合3時間の睡眠を機上で確保できたので、ほぼ順調です。帰宅後ちょっと休んでラボに行きました。

サンフランシスコの街

2007年03月13日 | 旅の徒然
久しぶりにサンフランシスコに来ました。空港で飛行機を降りると同時に暖かな空気が顔をなでるように吹いてきて、カリフォルニアはやはり地中海性気候なのだなあ、と感じました。

ホテルに到着してユニオンスクエアのあたりをちょっと散歩。ケーブルカーを運転する黒人のおじさんの笑顔、街にあふれる観光客の陽気さ、つよい日差しとよく似合っていました。そして巨大なモールやデパートには商品があふれかえっています。アメリカの多様な民族性を垣間見ると同時に、その活力に圧倒されます。つかの間の息抜きでした。

今夜はカリフォルニア大学のA博士と会食し、明日から二日間会議です。

Zurichから帰国

2007年03月03日 | 旅の徒然
欧州への出張から帰ってきました。3泊4日の短い旅でしたが、時差のために旅行中睡眠不足で疲れました。トロントとスイスは時差が+6時間です。ですから、夜12時を過ぎても、身体と頭は夕方6時ですから、簡単には眠れません。明け方6時ごろになると、頭のほうはそろそろ睡眠に入ろうとするのですが、もう起きる時間です。ですから、数時間の睡眠がせいぜいで、ウエークアップコールが鳴ってベットから出るまでの時間が実に辛いわけです。結局二、三時間の睡眠を三日間通して帰宅となりました。

昨夜は自宅でぐっすり眠り、今朝は6時起床。愛犬の散歩から帰って、コーヒーを飲みながらほっとしています。

ユタ州スノーバードリゾートより

2007年01月10日 | 旅の徒然
キーストーンミーティングでユタ州ソルトレークシティーから1時間ほどの山の中にあるスキーリゾートに来ています。ここは標高2000メートルもあり、初日は頭痛が少しあったり、夜何回か目が覚めたりしました。いわゆる高山病に近い状態になります。水をたくさん飲むのがいいようです。ミーティングの会場にも各テーブルにキャンディーと水差しとコップが用意してあり、発表を聞いている間も水ばかり飲んでいます。

到着した土曜日は雪嵐でしたが、日曜日と今日、火曜日は快晴です。素晴らしい天候で、気温も丁度よし、スキーにはこの上ない天候です。ところが、あと20分で午後のワークショップが始まるので会場に戻らねばなりません...

P.S. そう言えば、この月曜日は成人の日でしたね。今年成人された方、おめでとうございます。

大雪のバンクーバー空港

2006年11月27日 | 旅の徒然
今(11月26日午後12時)バンクーバー空港です。外は大雪で、私の乗る予定のトロント便は1時間半遅れです。それも変更になる可能性がまだあります。今朝からかなりの便が欠航しているとのことです。

バンクーバーは雨が多いのでは有名ですが、この空港が雪で混乱するということはあまり聞いたことがありません。しかもまだ11月です。空は灰色、深々と降る雪がどんどん積もっていきます。エプロンやゲート近くでは除雪車が一生懸命働いています。超満員のラウンジでは、一ヶ月も早くクリスマスが来た、と冗談を飛ばす声が聞こえます。1時間半遅れでも飛ぶことを祈るのみです。


六花亭のマルセイバターサンド

2006年11月08日 | 旅の徒然
札幌円山公園から西28丁目におりた所に六花亭という菓子屋がある。もともと帯広に本店がある北海道では老舗の菓子屋で、私が札幌在住の頃開業したこの支店を当時愛用していた。今では全国的に有名になったようだ。

今回札幌に訪れた機会にこの店を訪れることができた。落ち着いた店のたたずまいは変わることなく、相変わらずの繁盛ぶりであった。この店のマルセイバターサンドは甘党の私の大好物である。他にチョコマロンや大平原といった菓子も懐かしい。これらの菓子の詰め合わせを買い求め、トロント帰還後ゆっくりとお茶の共にすることを楽しみにして店を去った。

札幌は駅前の再開発など大きく変化しているが、六花亭のこの店のように変わらないでいるものもあり、ほっとするのである。北海道神宮の森、三岸好太郎美術館や北海道近代美術館もいい。昔は立ち入りが制限されていた知事公館も、今は自由にその敷地内に入ることができ、原生林の残るその裏庭は紅葉が真っ盛りで実に見事であった。

札幌は本当に素晴らしい町である。

札幌紅葉真っ盛り

2006年11月01日 | 旅の徒然
素晴らしい青空の下、北大の構内を散策すると、どこへ行っても見事な紅葉。薬学部前の銀杏並木はあまりにも有名ですが、今その黄色が実に見事でした。工学部と理学部の間にある池の周りは、赤や黄色の素晴らしいもみじがあちこちにありました。北大にいた20数年前、このあたりで写真を取りました。その写真は今でも私のオフィースに飾ってあります。阪大のM教授(写真右)とともに構内をゆったりと散策し、秋の好天を楽しみました。

札幌入り

2006年10月30日 | 旅の徒然
ソウル・インチョン空港から関空を経由して札幌に入りました。月曜から構造生物学の札幌シンポジウムが始まります。札幌は身の引きしまる寒さですが、空気がとてもきれいだと思います。

札幌駅を降りて、その変貌振りに驚かされます。立ち並ぶ高層ビルは私がいた20-30年前にはありませんでした。まだどこにも出かけていませんが、おそらく驚きの連続でしょう。ただ変わらないものもあるはずです。時間を見つけて町を散歩して、また書くことにしましょう。

ソウルより

2006年10月27日 | 旅の徒然
ソウルに到着して4日目ですが、レクチャーを二つ終えてほっとするとともに一息ついています。韓国の友人(皆大学の先生)と韓国料理を楽しみながら、色々歓談しました。やはり、北朝鮮の核問題は韓国の人々にとってきわめて脅威であり、色々な意見を聞きました。

韓国は現在北朝鮮に対して物資の援助だけでなく資金援助もビジネスがらみでしているらしいのですが、彼らが口をそろえて危惧しているのは、それらの援助の概ねが本来の目的に使われるのではなく、独裁者の私事目的や他の政治的目的のために使われているのではないか?ということでした。韓国の人たちの北朝鮮の見方は、社会主義国ではなく、帝王制国家ということです。それもかなり悪いほうの。

韓国の人たちのもう一つの頭痛は、現在の韓国の大統領の才能と見識にあるようで、どうもあまり高くは評価されていません。支持率もかなり低く10%以下と聞きました。北朝鮮に対する対応にも問題があるという意見を何人かから聞きました。

今すぐ何か起こるかもという緊張感はありませんでしたが、20km先に国境がある首都ソウルの人たちは、やはり北の情勢は大いに関心があることは間違いありません。若者はあまりこの話題に乗ってきませんでした(言葉の問題かも知れませんが)。歴史の中で分断された民族が国境を持たないようになることを願わずには得られませんが、どうやってそこにソフトランディングできるかが大きな課題です。血流を見ることなく、たとえばドイツのベルリンの壁崩壊のようにうまく行くといいのですが。

今日の夜は会議主催の晩餐会で、韓国でも有名な景勝の地に連れて行ってもらえるそうです。楽しみです。

成田からソウルへ

2006年10月24日 | 旅の徒然
今ソウル行きのアシアナ便へ乗り継ぐため、成田の第一ターミナルにいます。ターミナルビルディングが新しくなってから初めて利用します。新しくなったユナイティッド航空のレッドカーペットラウンジはいいですね。今そこでこのメールを書いています。当然のごとく、無料のワイアレス通信が可能です。それから日本の空港では珍しく、広々としていますし、今日は平日ということもあるのでしょうが空いています。ラウンジのあちこちに置いてある調度品も、おみこし、日本人形、それに数々の陶芸品など、日本の文化を感じさせるものばかりで、とても感じがいい。

北朝鮮問題は日本では大々的に報道されていることを帰国して肌で感じました。お隣の国で起こっていることですから当然です。色々な制裁が各国で始まっているようですが、悪いのはあの独裁者であって、その国民ではないことを憶えておかねばなりません。北朝鮮政府に制裁を加えるのは仕方がないとしても、貧困であえぐその国民は犠牲者なのであって、国際社会はその人たちに助けの手を差し出すべきであって、さらに苦しめるべきではないでしょう。これが難しい問題です。

それでは、ソウルに行ってきます。韓国では、北朝鮮問題は日本よりもさらに身近で大問題のはずです。

iPod Nano

2006年02月26日 | 旅の徒然
前回の旅行中、飛行機を待つ時間などで手もち無沙汰になり、ついにiPod Nanoを購入しました。以前私はアップル党でラボのコンピュータを初め、すべてアップル製品を使っていましたが、確かWindows98がでた直後からPC製品に乗り換え、今では完璧にPC党です。ですから、アップルの製品はしばらく買っていませんでした。この小さな優れものには驚きました。2Gのメモリー容量のものを買ったので、この小さな入れ物の中に400曲ほど入ります。すごいですね。もうすでに1.6Gを使ってしまったので、4Gの容量のものにしておけばよかったかなと、少し悔いていますが当面は大丈夫です。私のiPodには色々な音楽が入っていますが、今特に気に入って聞いているのは、二胡奏者・賈 鵬芳氏のCDです。彼の二胡の曲を聴いていると、旅行中の忙しい時でも、心が落ち着きます。

韓国の食べ物・キムチ

2006年02月22日 | 旅の徒然
韓国の食べ物はというと、もちろんキムチ。キムチというと、赤唐辛子付けになったハクサイが有名ですが、当地では何種類ものキムチが存在しますし、赤唐辛子を使っていないものも多くあります。白い大根が透明な漬け汁に浮いているキムチ。日本の漬物風です。その他にも様々な野菜が豊富に使われます。カルビやブルゴギ、石魚もとても美味です。大変健康的な食事です。食べ過ぎなければですが。。。

明日トロントに戻ります。

香港到着

2006年01月16日 | 旅の徒然
昨日香港に無事到着。着陸態勢に入った飛行機の窓から眺める香港は、ひどくガスっていました。かなり降下して、はじめてスモッグの下に無数の高層ビルディングが見えてきました。ようやく香港に着いたのだという実感がわいてきました。空港からホテルまでのタクシーの中で、ドライバーにスモッグにことを聞くと、年々ひどくなってきているといいます。原因は、香港の北部にある広東省の工業地帯からでる大気汚染であると、このタクシードライバーも、それから私のホストである香港科学技術大学のZ教授も、口をそろえて言っていましたので、公然の事実ということなのでしょう。地球環境問題の深刻さが、ここ香港に来て痛感しています。香港はたくさんの島が入り組んでできている地形で、冬にはあまり雨もふらず、スモッグが貯まりやすい環境なのでしょう。夜、九龍から見た香港島もかすんで見えました。

昨日帰宅

2005年11月17日 | 旅の徒然
昨日無事帰宅しました。成田からのフライトも順調で、ぐっすり眠ることができました。約13時間のフライトですが、8時間は寝たと思います。トロントの空港に着くと、外はひんやりとした風が吹いていました。どんよりとした雲が空を覆い、もう冬の気配です。でも、やはり家はいいですね。トロントに帰るとほっとします。明日から、机の上に山済みされた仕事が待っています。やりたいことが一杯あります。新しいアイデアもこの旅の間につかむことができました。実行あるのみです。短期計画、中期計画、長期計画を頭に描きながら、毎日の仕事をこなしていくだけです。前進あるのみ。

チューリッヒの街

2005年09月30日 | 旅の徒然
今週はヨーロッパに出張で来ています。ようやく仕事も終わり、今日は午後からオフになりました。今はスイスのチューリッヒに滞在中です。チューリッヒの町は湖と川のほとりにあり、中世の雰囲気を残しているOld Townの落ち着いた町並みが、とても素敵でした。昨夜のディーナーで行ったレストランは、商人ギルドの家だったそうで、古めかしい柱やドアが中世のまま残っていました。Grossmünster寺院のタワーに登って見るチューリッヒの町並みも見事でした。川沿いを散歩しながら写した写真が、秋のヨーロッパの町の雰囲気をよく出していると思ったのでアップしました。どうでしょうか?明日トロントに戻ります。