goo blog サービス終了のお知らせ 

春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

のとキリシマツツジ 満開

2018-04-25 | 樹木
能登の天花、のとキリシマツツジが石川県奥能登に春を告げてます。品種改良を重ね深紅色の
花弁が特徴で葉が見えなくなるほどの姿。色彩、花弁、多種多彩、愛好家の長年の改良によって生れたのが、のとキリシマツツジです。


由来は古く、キリシマツツジは江戸キリシマと言われ江戸時代に作り出され、1656年以降に
本キリシマが江戸に入り品種改良された苗が日本全国に広まり、1700年代にキリシマツツジが能登に渡ったと言われてます。
(のとキリシマツツジ普及会)説明。




花も見事ですが、能登のブランド瓦、黒瓦の景色に見とれました。建築の仕事を何十年携わってたので
奥能登の黒瓦を知ってましたが、見るのは初めてでした。材料の土も奥能登のブランド土と聞いてます。




輪島近くの料亭の玄関の前に見事に咲く、のとキリシマツツジ



キリシマツツジは手を加えなければ長く生き残れないツツジと言われてます。まして能登半島は
冬の季節は厳しい環境下、名家や農家や家々の人々に大切に何百年も守られ、代々残る大株が能登に沢山存在します。のとキリシマツツジ祭りも
各地域で行われてます。



    


能登のブランド、黒瓦は能登半島に多く見られます。瓦の100%弱が民家、お店、納屋、
倉庫、さらに朽ち果てるような物置も黒瓦です。 光り輝く漆黒の色は目を奪います。大雪地方ゆえに雪を素早く溶かし、瓦から落とすための
釉薬が薄く塗られてます。マンガン系統の塩害に強い釉薬、さらに黒瓦はとても重く、日本海からの強風に家を守る役目もしてます。 









  

日本海の荒々しい景色。珠洲地域の海岸線の黒瓦の集落。年数を重ねても黒瓦の輝きは
薄れることはありません。 





  



羽田から、のと里山空港まで1時間弱、便利になりました。早朝のフライト、夕方近くの
便で、日帰りも出来ます。 20年前には考えられません。