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マイクのヘタうま写真館

馬を追いかけ、カメラ片手に東奔西走しているマイクのブログ

我が本命リーチザクラウン~ダービー観戦記 その2~

2009-06-01 19:48:04 | 競馬全般

5着1回、4着1回、3着1回、2着2回、つでに6着も2回。

初出場にして初の掲示板だったツルマルミマタオーがきっかけで応援しはじめ
いつかダービーを獲って欲しいと切望している橋口弘次郎調教師。ダービー制覇を
悲願と言って憚らず、その思いは「勝ったら定年前に引退するかも」とおっしゃっているほど。

栗東の坂路整備に尽力され、率先して使われた先生。当時パイオニアと言われ坂路中心に調教された
先生方の中で戸山先生はミホノブルボンで小林先生はフサイチコンコルドで渡辺先生はジャングルポケットで
それぞれダービートレーナーになられた。

毎年毎年、入厩前から先生の夢を叶えるのはこの馬かと思いを寄せ
時には会社を休んで新馬戦に駆けつけ、時には厩舎に会いに行き、首尾よくダービーに
駒を進めたら、なぜ赤の他人のためにこれほど気持ちが昂ぶるのか訳が分からないほど。

中でもMの一口だったダンスインザダーク、高橋亮とのコンビだったダイタクリーヴァ、
超良血モノポライザー、ダンスの仔ザッツザプレンティ、ぽん2さんの一口だったハーツクライは
本当に力が入りました。

そして現れたのがリーチザクラウン、橋口厩舎に次いで応援している白井厩舎の
ダービー馬スペシャルウィークの産駒にして、とんとんさんのご主人の担当馬です。
思い通りにいくことの少ない我が競馬人生ですが、この馬がダービーを勝てたら
これ以上のドラマはありません。

デビューからすべてのレースを現地で応援し、ある時はあまりの強さに衝撃を受け
ある時はあまりの脆さに消沈し、いよいよ迎えた東京優駿第76回日本ダービー。

パドックのリーチ君は体重が戻ってふっくらと見え、イライラも随分ましでした。


ダービーが欲しい橋口先生とダービー4勝のユタカ騎手。

パドックは3階スタンドのバルコニーから見ていたのですが、リーチ君どうやら先に入場する模様。
ごった返すスタンドをかき分け席に舞い戻りぎりぎり本馬場入場に間に合いました。


真っ先に馬場入りしたリーチ君。

今回はゴールデンチケットが逃げない宣言をしているのでハナを主張するか?注目されましたが
ジョーカプチーノが素っ飛ばして行ったので単騎2番手、がっちり折り合います。

4コーナーで失速したカプチーノに替わって、皐月賞では立てなかった先頭に立つと
雨にかすむ長い直線をゴール目指してひた走りますが、内から伸びてきたロジユニヴァースに交わされると
残念ながら差を広げられ、ラジオNIKKEI杯と同じ4馬身差をつけられ2着に敗れました。



これで3回目の2着、しばらく呆然として動けませんでした。しかしスローが流れ
最後まで頑張り2着を死守する姿を見返しているうち、本当によく頑張ったなあと
ねぎらいの気持ちが湧いてきました。

「この馬で勝てなければ俺はもうダービーを勝てない。」と先生はおっしゃったそうですが
歓喜を爆発させるノリを見ながら「どうか諦めずに頑張ってください。」の思いで一杯になりました。

彼だって昨日まではダービー2着3回のジョッキーだったんですから。

つづく


ダービー観戦記その1

2009-06-01 18:59:12 | 競馬全般

新宿のプーク人形劇場というところで行われた太平洋さんのイベント
「太平洋のケイバ講談n東京」に参加してきましたが、予想以上に熱く熱く
リーチザクラウンにエールを送っておられました。


リーチ君の勝利を神仏に祈る太平洋さん。

取材に裏打ちされた予想(橋口師はもとより、しゃべらない村木厩務員からも情報を
聞き出してるのは凄いですが)というより、橋口先生にダービーを獲って欲しいという
願望のみの予想でしたが、もちろん気持ちは同じです。

閉会後茅場町の定宿に移動し、明日に備えて早く寝ようと思いましたが
気持ちが昂ぶって眠れず、深夜の予想番組『みんなのウマ倶楽部』を見る。
当然ダービー予想一色の番組かと思いきやハッシッテホシーノ一色でした。
こんな番組を見せられる関東の競馬ファンは本当に気の毒、なぜ暴動起こさないのかな?

腹立ってさらに目が冴えほとんど眠れないまま5時出発、始発を乗り継いで府中着は
6時20分過ぎ、すでに連絡橋の中ほどまで人で埋まっていますが、今回は前日から
場所取りされたげんばかんとくさんが席をキープして下さっているので安心です。

7時30分開門、馬場状態はやや重ですが降る予報だし振って欲しいので
場内のコンビニで安い傘を購入。げんばさんと合流すると、ゴール前120mくらいの
良席を確保して下さっていました。

今日はダービーだけ見に来たと言っても過言ではないのですが1RにIHRさんの
ケイズパステル号が出走するのでパドックへ。蕭先生お見えかな?と馬主エリアを
覗いたけど奥の出走馬主の方におられたのか姿が見えず、代わりに作家の
浅田次郎さんを発見。写真で見るのと同じくダンディーでしたぁ。


3着に頑張ったケイズパステル。

このころは全然降って無かったのですが、7R頃から降り出し、しばらくは豪雨でした。
今年のダービーを振り返る時、思い出は豪雨の記憶と共に蘇るでしょうね。
不良馬場になったのは40年振りだそうです。

つづく