皐月賞前、3強と言われたライバル2騎のうち、リーチザクラウン的にダービーで
負けたくないのはどっちか?と聞かれたら、もちろんどっちにも負けたくはないけど
あえて1頭上げるならアンライバルドでしょう。
ともにザッツザプレンティが3着に負けた時の勝ち馬ネオユニヴァース産駒ですが
アンライバルドはダンスインザダークが2着に負けた時の勝ち馬フサイチコンコルドの弟ですからね。
ということでリーチ君から馬連買う時、ロジには流しましたがアンライバルドは買いませんでした。
そもそも、馬単じゃ無くて馬連なところが我ながら橋口厩舎との付き合いの長さが偲ばれてイヤですが(笑)
そんな訳で負けたショックから蘇生して、ふと気付いたらダービーは微妙にプラスでした。
だからおめでとう、ロジユニヴァース(←ゲンキン過ぎませんか?
かつてマイラーというのは中山の2500では走れても府中の2400ではダメという
イメージがありました。しかし昨今ではキンカメしかり、ディープスカイしかり、ウオッカしかり。
1マイルで好走した馬が1マイル半でも勝っているのです。
そこで今年のNHKマイルを制したジョーカプチーノ。
先述の馬達がマイルから2000がベストなのに対してカプチーノの適距離は
1200~マイルなんじゃないのか?という気もしますが、父は菊花賞馬のマンハッタンカフェです。
チャンピオンディスタンスを克服できないと、どうして言い切れましょうか?
生産者は言うまでもなく、今やNHKのニュースにも取り上げられるハッピーネモファームさんです。
生産馬第1号がダービー馬になるなんてことあるわけないと果たして断言できますか?
騎手は3年目の藤岡康太です。あのNHKマイルでの落ち着きはらった騎乗を見て
史上最年少Vは無理と決めつけていいのですか?
調教師は俊英中竹和也先生。徹底した集団調教で馬を鍛え上げ、万全の仕上げと聞きます。
角居先生に続いて私より若いダービートレーナーが誕生する可能性は無いのでしょうか?
そんなこんなで対抗の重い印を進呈、期待しておりました。
パドックでは暴れる馬もいる中落ち着いて周回、再び強くなる雨ので大半の関係者が
引き上げる中、根本社長をはじめチームカプチーノのメンバーだけは最後まで中央で
見守っていたのが印象的でした。
ひやり!としたのが本馬場入場。少しテンションが上がったのか前を行くナカヤマフェスタに
突っかかって行くような形で交錯しかけました。
ゴール板前、思わず「そのまま!」と叫びました。↑この決着なら単勝・馬連・三連複・三連単全部的中。
ちなみに払い戻しは550万円です・・・が、残念ながらダービーのゴールはもう1周先(笑)
不良馬場の中、テンの1000mを1分切るペースで飛ばした藤岡カプチーノは残り600で失速。
最も長い間テレビに映り、最も長い時間ダービーを走って、カプチーノの挑戦は終わりました。
本当にお疲れ様でした。