ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

風にてつだってもらう

2011年11月25日 | ガーデン

久々のえんげーふくしのーえん。気温も下がり、暑い夏の間ず~っと出荷し続けたバジルももう終わり。今年もありがとうね、と、いっしょに植え込んでいたマリーゴールドとともに撤去。


こののーえんのボランティアさんはご年配の方が多い。私の役目は、ボランティアさん&障碍者さんたちが作業可能なレベルまで準備しておくこと。


なので、基本ひとりでよいしょ、こらしょ、と体力仕事。バジルとマリーゴールドはしっかりと大地に根を張り、本数があると引き抜くにも一苦労。


それが終わると、半年土に埋もれていたマルチの黒ビニールの端っこを、スコップでひたすら掘り起こしながら剥がす。少しでも土の中に残すとトラクターに巻き付いてしまう。


さて。ひとりの作業の心強い味方。風さんに手伝っていただきましょう。


土だらけのマルチビニールも、風上から丸めてゆけば、背中から風が土を吹き飛ばしながら端っこを巻き寄せてくれる。服の汚れも防げる。


一人では畳めないような30mもある防虫ネットも、風上に立って腕を広げて一方の端をたぐってゆけば、風が塵を払いながらもう一方を吹きのばして整えてくれる。


そう。庭師心得。風を味方に付けよ。


ネットやマルチ、ロープを張るときも、風上からやればひとりでもきれいに張れる。


お掃除する時だって、基本、全部風上から。風下にちりとりを置いて掃きこめば無駄な力を使わない。


支柱をする時も、植物を植え込む時も、もちろん見栄えが一番だけれど、風の通る方向も重要。風が押してくる方向を見極めながら、でも通気を遮らないように。良い風は虫や病気を寄せ付けない。


まあ、そうは言っても風さんは気まぐれだから、時にはつむじ風で仕事をかき回してしまうけれど。


だから、風を読むのは大切。風の方向、強さ、温度、早さ、湿り気。


重い雲の下、急に冷たい横風が吹き付けてきたら、雨が降りだすまでは10分ほど。速やかに道具を仕舞いましょう。


今日は乾いた風が収穫したエゴマの種を乾かし、障碍者さんがふるい落とす種から殻や塵を吹き飛ばしてくれました。


時には暴風で困ったりもするけど、風はとっても頼もしいお手伝いさんですね。





ちなみに、雨もよくお手伝いしてくれるんですよ。


雨の前日に植え付ければ、水やりも安心。雨が種や根っこを土になじませてくれる。雨の日は屋内で鉢上げ。植えつけの済んだポットから雨に当てて水やり完了。ドロドロによごれたケースやネット、シート等も、雨にさらしておけば洗うのは簡単。


ぞーえんやさんにいた時はよくオヤカタが、作業中に出てきた泥まみれの石ころを、苗を入れる黒いプラスチックカゴに入れて雨ざらしにしていました。


忘れた頃に見に行くと、雨ですっかり泥が洗い落とされて、ピカピカになったいい表情の石が出てくるのです。気に入った色や大きさのものを選び出して、小さな石はセメントの基材や砂利に、中くらいのものは「あられこぼし」などの石畳に、大きいものは土留めやちょっとしたアクセントにつかったり。


その土地の石ですから、庭に使うと色も質感もしっくり来る。手間も費用もかけなくとも、雨がいい材料を準備してくれる。無駄がありませんね。





さあ、今日の作業完了!風さんありがと~。後は肥料を入れておじさんにトラクターをかけてもらえば、みんなが春の切り花の苗を植え付けてくれるはず。きれいな花が咲きますように。


☆今日のちび庭気温:8~12℃ さあ、霜はいつ降りてくるかな~。まだまだやることあるね~。(^^;)

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