ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

ぐわ~ん!あ~ん、そんなあ!

2005年06月20日 | 京都
せっかく大きくなった球根ベゴニアの芽が!今朝水やりした時はとってもぴんぴんしてたのに!根元から、ちょん!とちぎれて転がっている。あ~ん!まいにちずっと花が咲くの楽しみにしてたのにい~。やっとひげもじゃもじゃの本葉が4枚になったとこだったのにい~。おのれ、なにやつ!と株元を焼くようにじい~っと見つめると。いたいた、犯人が。

茶色の芋虫が、満腹な顔してころがっている。ネキリムシ。こんのお~、どうせ食べるなら葉っぱにしときなさいよお。根元切ったら復活しないじゃないの!おまけに上の部分はそっくり食べ残すなんて、なんて失礼なやつ!あ~ん、球根高かったのにい~。2球買って2球ともやられてしまいました。夏は玄関に飾ろうと思って選びに選んだ球根だったのになあ。くやし~。もう、ちび庭から弾き出しの刑だ!ぐっすん。切り取られた芽、挿木できないかなあ…。

先週から園芸店で、製図をしだしました。今日もその続き。今日のような体力を消耗しがちな暑い日には、ちょうどよいメニューです。久方ぶりの定規の感触。3×5mよりもちょっと狭い、マンションについてるお庭。さあ、どうなりますことやら。いつも思うのですが、図面を引いている時って、なんとなく機織りをしているような気分になります。製図板の上をかたかたと定規をすべらせ、糸を潜らすように製図ペンで線を引く。細かいところもたんたんと。時間が建て場図面が織り上がってゆく…。昨日も若干家で書いていたのですが、こうやって家で仕事ができるのだとすれば、洗濯をしながらとか通勤時間も有効に家事に使えて、主婦としてはほんとによいのですけれどもね。

さて、明日は造園やさん。早めに寝ることにしよう。それでは、おやすみなさ~い!

☆今日のちび庭気温  21~31℃ 晴れ! あつい~。あついでございます。もう、夏です夏。ほんとに雨、降らないなあ~。(○・・○)

あまがえるくん

2005年06月17日 | 京都
あじ。あじあじ。なんで雨が降らないのお???京都だけ梅雨を抜かすなんて。朝、「やったあ!つゆだあ!」と喜んだのもつかの間、事務所につく頃にはもう比叡山から霧が立ち昇ってゆきました。まるで通り雨のような朝の雨に洗われて、山の裾野の緑の神々しいこと。葉っぱの一枚一枚まですごくクリアに目に入ってきます。「みずみずしいアジサイ」を味わえたのはごく一瞬のことでした。お昼には日が照ってぐんぐん気温も上がってくるしまつ。しっとりした6月はどこへ行ってしまったんだ?きっと造園やのおにーさんたちもゴールデンウィーク以来ちっとも休みにならなくてかなりバテているに違いない。「雨が降るからいーや」と水やりをせずに行くと、空振りで植物が水分限界寸前になってたり。ちょっと恨めしい気分です。

そんな中で元気なのがあまがえるくん達。体長2~3cmほど。とってもかわいいです。ちなみに、ウシガエルやガマガエルとか大きいのは駄目。絶対近寄りたくないっていうか見たくない!あんまりいい思い出がないもので…。

さて、あまがえるくん。ここんとこ毎日私の周りに出没します。ちび庭のフイリノブドウの鉢の中にちょこんと座っていたり、ベゴニアの蔭だったり。園芸店でも、芝生マットの札の側が定位置のようで、水やりをするとかならず出てきて首をかしげています。つぶらなお目目で、のどを膨らましている。この間ハウスの中に入ってしまったので、思わず鉢の受け皿で捕まえて外に出そうとしたら、バランスをとろうとして振り返る様子がまたかわいい。(お陰で私の方がバランスを崩して思いきり肘をぶつけました。)

昨日はなぜかキッチンに入り込んでいてびっくり。「なんでこんなとこに?!」と叫んだら、昼間家にいた連れがずっと網戸を開けっ放しにしていたらしい。踏みつぶすといけないのでちび庭にご退場いただきました。今日は夕方帰ってきたら玄関のドアに張り付いていた。ドアの色に同化していて一瞬分かりませんでした。どうやら照明によってくる虫をねらっているのですね。うんうん、かわいい。

ちなみに、メンテしている団地の木のベンチには茶色いとかげくんが2匹住んでいます。小さくてかわいいです。明日は会えるかなあ。

☆今日のちび庭気温 20~26℃ 雨→ちょい晴→くもり やあ~ん、明日は昼晴れるらしい。そんな無理して晴れなくっていいのに。今年は水不足なんていわないでね~。(○・・○)

紫陽花の青さ競いて朝の路

2005年06月15日 | 京都
きれいですね~。アジサイ。この季節になると、もううきうきしてしまいます。でも、うちにはまだアジサイの鉢はない。(ってゆーか、猛暑だった昨年、ベランダでかわいいヤマアジサイの苗を枯らしてしまったのでした…。かわいかったのになあ~。くっすん。)

も、梅雨が近づいてくると(って、いっこうに近づいてきませんが)、アジサイがほしくてたまらなくなってしまいました。今年は鎌倉のアジサイ寺も見られないしなあ~。で、早朝通勤の為に駅まで歩いていくと、町のあちこちにアジサイの鉢がまぶしく輝いているのです。あかいいろ、あおいいろ、しろにむらさき。ガクアジサイ(Hydrangea macrophylla form. normalis)に手まり型(H. macrophylla form. macrophylla)、柏葉(H. quercifolia)やヤマアジサイ(H. serrata)系。それぞれに濃さも花びらの大きさも異なり、みんな違った風情を持っています。まるで十二単をきた女官達が、重ねの色を競い合っているように。

いろんなお店をのぞいて、「ほしい一鉢」を探してみましたが、いざ手に入れようとすると、なかなか気に入ったのが見つかりません。もちろんピンクも愛らしいのですが、イメージでは、雨に一層冴え渡る青の花が頭から離れず。でも、目の前に売られている鉢はずいぶん頭でっかちだったり花びらがやたら大きかったり、色に締まりがなかったり。う~ん。

ふと気が付くと、太秦の大映商店街に、なかなか素敵なアジサイの鉢が置いてあります。ふんわりと、自然な感じで咲いている。植えてある鉢の大きさは直径20cm、高さ30cmくらいでしょうか。焦茶色の、なかなか渋い焼き鉢です。いいなあ~、これ、と思ってあたりを見回すと、商店街のあちこちに同じ鉢が。あれ?ここのお店のって訳じゃないんだ。そういえば鉢に「蜂中」書いてあるけれど、どこかの業者さんが入れているのかな?

いろんな形や色のアジサイの蜂を廻りながらもうしばらく歩くと、青紫ののぼりが立っていて、「アジサイ祭り 蜂が岡中学校」と書いてありました。どうやら、この中学校の生徒さん達が、アジサイの栽培を通して地域の町づくりに貢献し、地球の環境について考えるということらしいのです。置かれた蜂は200鉢。先々週の土曜日には、パレードやアジサイの小鉢の販売もしていたらしい。しまった!逃した!!!そういえば、さかなちゃんの母校の農高でもアジサイの栽培&販売をしていたって言ってましたね。こんな風にお花を通して地域で交流できるのは素敵なことですね。

さて、そんなこんなで相変わらずお気に入りの鉢が見つからずにいた私。今日園芸店で寄せ植えを作っていたら、奥さんが植え込みの剪定を始めた。「あ!!もしかして、このアジサイの切ったの、もらっていい???」ときいたら、「ああ、いっくらでも持ってきなさい。来年ちゃんと花が咲いたら見せてね。」ということで、切り落とされたアジサイの枝を挿し木用にもらってきたのでした。やったあ!手まり型の、とってもオーソドックスなやつ。花びらが小さくて、優しい青。ええっと、青色だから酸性の土だな。明日ピートを買ってこよっと。

そうそう、今日はもう一つ素敵な花に出逢いました。ナツツバキ(Stewartia pseudocamellia)の大木です。といっても4~5mほどですが、その枝振りも花付きも見事なこと。いかにも老舗、といった感じの町家のお店の前に、なんともたおやかに、瑞々しい薄緑の葉にこぼれんばかりに黄色い花心のふわっとした白い花をまとわせていました。ん~、よいものを見た。よかったよかった。

☆今日のちび庭気温 18~28℃ 晴れ→曇り 街の中が白く見えるほど暑い日でしたね。明日からいよいよ雨。ちょっと寒いのかな。(^^;)

バテました。

2005年06月13日 | 京都
金曜日は花売りに備えて、榊(神様にお供えする葉っぱ)の紐掛け400個と仏花(文字どおりお仏壇にお供えする花。お地蔵さんにも)20個を作りました。榊の紐掛けはかなり慣れて、わりと速くできるようになりました。今は新芽の時季なので、葉っぱがよく落ちるし傷みやすいですね。仏花の方は、なんとかきれいに仕上がるようにはなりましたが、まだまだスピードが上がりません。フラワーアレンジのように束をねじるといいのかな?とも思うのですが、放射状ではなく構成する主なお花をまっすぐ垂直に1列になるように立てるのが基本なので、お花の1本1本の形や茎の向きをうまく納めるのに一苦労です。さらに、指でしっかり押さえているつもりでも、最後に添え物の小花を両脇に、ウラジロ(シダ)を手前に添えてぐっと紐で括るところでつい崩してしまいます。

さて、日曜日のお休みのあとは、今日もお花売りに行きました。どの家がどの通りにあるか、やっと分かってきた感じ。自分の作った仏花が崩れていないか、先輩の作った花はどう納めてあるかを確認しつつ、各お家にお届けします。一つ一つお客さまに手渡しするのですから、やっぱり、お花は見栄えのよい、しっかりしたものをお渡ししたいですもんね。2手に分かれて売っているのですが、私たちの方でも今日だけで50軒くらいは回ったでしょうか。明日も引き続き花売りなので、またまた店に戻ってから20個仏花を作りました。あとは先輩がせっせと手早く作ってくださっていました。ちょっとコツが分かった気がします。明日も暑いかなあ?

☆今日のちび庭気温 18~32℃ 飲み物が離せませんね。(^^;)

カラン、カラン

2005年06月10日 | 京都
毎晩9時になると、カラリとした音が近所に響いてゆきます。あれです。「火の~用心~。」どうやらご近所持ち回りで町内を回られてるらしい。お母さんと子供達だったり、ご年輩の奥さんだったりおじさんだったり。そう言えば昔実家でも「消防団」の人たちがやってたなあ。小学校の夏休みだったか、私も夜に拍子木を打って回ったような気もする。今でもやってるんだなあと、ちょっと感動を憶えます。こういうのって、実際の効用はさておき、なんとなく地域に対する責任感というか愛着が深まりますよね。

今日は暑かったですねえ。空気が。幸い曇っていたのでまだよかったけれど。午後3時、団地の外周路の掃き掃除もさすがにバテて、「ミネラル麦茶」をがぶのみ。座り込んで、風に吹かれてふと上を見上げると、タイサンボクの花(泰山木 Magnolia grandiflora)。ふっくらと、手で包み込めそうに大きな花が、ゆったりと大きな革のような葉っぱの間にすわっています。そうかあ、今時分に咲くんだあ。

初めて見たのは、確か、東京墨田区の向島百花園の敷地内ではなかったでしょうか。近くにはひょうたんの棚があり、ハンカチノキもあったような気がします。いえいえ、萩のトンネルを見に行ったのですから、9月末。花は終わっているはず。そうそう、大木な葉っぱの間に変な形の物体を見つけて、調べたらそれが実だったことが分かったのでした。じゃあ、初めて花を見たのはどこだったっけ???あれれ?

いずれにせよ、あの花の大きさに目を見張ったのを憶えています。いつか種を採取しちゃおうかなあ。

☆今日のちび庭気温 20~32℃ やっぱり暑かったなあ~!(*^0^*)