ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

赤い実のなるかわいい友。

2005年06月07日 | 京都
こんばんは。やっと写真を更新しました。トップページの写真は、「祇王寺」。ちび庭全景ではありませんのであしからず。そして、上の写真は、南天です。大覚寺で発見。見た瞬間、「なんだこりゃ?」と思いました。よくもまあ、伸ばしてあること。後ろの団体にしゃべっていた案内のおじさんは、「これ、親指の太さで100年です。」とおっしゃっていました。ほんとかなあ???

そう言えば、柴又の帝釈天には、「南天の床柱」と言うのがありました。しかも驚いたことに、私の生まれた町で産したもの。地区名まで一緒。こんなの、一体あの町のどこにあったんだろうか???と不思議でした。やっぱりこんなふうに、ずっと大切に育てられていたのでしょうね。見たのはもう10年も前だったかと思いますが、そこには、南天は「難を転ずる」という縁起物である、と説明書きが付いていました。

それ以来、どうにも行き詰まって落ち込みそうになったときには、心の中で「難を転ず」と呟くのが何だか習慣になってしまいました。それでどうってことはないのですが、ちょっとだけ前進できる気がするのです。南天、かわいいやつだ。

さて、今日は造園やさんで1にちとあるお宅のお庭の剪定でした。朝、そのお家が見えた瞬間「おお~、しげってるう!これはシークレットガーデンのよーだ」と、がぜん明るいお庭にするべくファイトが湧いてきました。先輩のおにいさんいわく、「2年ぶりだなあ」とのこと。まず下草刈り。手入れをし出すと、ご近所の方々が次から次へとのぞくともなしにやってきて、「あそこは切らなきゃねえ。玄関に入るのに邪魔だろう。もちろんこっちも。夏は虫が増えるからすっきりしていいよお。」「この木はここのかたちがね。ここに線があるから切らないように。」「うちのつるは、切っちゃっていいわよ。この辺でね。」と、いろいろ指南していかれます。施主さんよりも細かかったりして…。あは、あはははは。

下草を刈ってゆくと、いろんな植物が顔を出します。ビヨウヤナギ、フウチソウ、ホスタ、芍薬…。これは素敵なカラーリーフガーデンです。背の高くなり過ぎたアジサイ、南天、を切り詰める。桜も柿の木も枝を思いきりよく切り落とす。よく見ると、何だかかわいらしい花が。うっすらとピンクの花びらに赤い蕊(しべ)。グミみたいな葉っぱ。ん、どこかでみたぞ。なんだっけ。確か中南米のやつじゃなかったっけ。フェイジョア?

ぴんぽ~ん!あたり。確かにフェイジョア(Feijoa sellowiana)ってやつです。こんなかわいい花が咲くんだあ。(こちらは緑色の実がなって食べられます。)桜の切り口に防腐剤を塗って薬剤散布まで。夕方になる頃には運動量の限界をオーバーしかけていましたが、すっかり明るくきれいになったお庭にこのかわいい花がほろほろと咲いていて、とってもhappyな気分でした。

☆今日のちび庭気温 15~28℃ たすかった~。30℃超えるっていうんで覚悟してたんだけど、晴ときどき曇りで今日もなんとか乗り切りました。(^^;)