むかーーーし むかし、 旦那と モン サンミッシェル に行った時。
モンサンミッシェル内を歩いていて、小腹が減った私は、ブルターニュならではの クレープ ではなく、 ただなんとなく ワッフル を 売店で買い食いすることにしました。
別に ただなんとなく それが食べたくなったから買った私でしたが、 隣で 旦那が そんな私をあざけるかのような目で見ながら
『 君ねえ、 ワッフル っていうのは ベルギー のものなんだよ。
だから モン サン ミッシェルで 買うワッフルは 本物ではないんだよ』
旅の疲れもあったのか、 私は この旦那の態度 と この一言に ものすごく
カチ——―ン!!!!!ッっっっっっっ ときて
『 そんなん どーーーーーーーでもいいやんかっっ!! 食べたかったら どこで食べてもいいやん!!!!』
と 、私のワッフルを食べようとしていた旦那に怒りの声を張り上げ、 そのワッフルを取り上げて その後の旅の間中、 この話でケンカが 何度もぶり返す という有様でした。
もう かれこれ16年くらい前の話なのに、 未だに ワッフル を見かけると 旦那とこの話になり、 そして 未だにカチンとくるのは旦那が いまだに ワッフル というのは ベルギーが本場で、、、、 と言って折れないことです。
でも これには 理由があったのです。 食に関して かなり自国郷土信仰のある旦那ですが、 この ワッフル という他国の料理は なぜか旦那の好みにぴったり合うようで、 それで こんなにこだわった持論を出すくらい ワッフルが根っから好きだった、
ということなのです。
前置きが長くなりましたが、 こちらは
最近 なぜか どうしても欲しくなって購入してしまった ワッフル焼き器。
本当に 簡単にワッフルが自宅で焼けて、 子供達と 遊び感覚で作れる便利もの。
旦那は これを見た時、 それはそれはうれしそうで、『うまいっ!!うまいっ!!』 とほくほくの顔で食べていました。
でも この時はもう
『ワッフルは ベルギーで食べるものだ』 とは言いませんでした。
16年という歳月が 旦那を丸くしてくれたのだと思います。
皆さんも お一つ どーーぞ。