父が毎年作っている 無農薬 無化学肥料の有機大豆。 毎年 使うあてがなく 人にあげてばかりいました。
今月 運命的に出会った 玄米菜食のマクロビオティックの先生が 父の大豆のものすごい価値を 私に教えてくれました。
マクロビオティックの教室に来ている 長年マクロを実践しているお母さんと赤ちゃんの穏やかなこと。。。 私が妊娠中、どんなけ乱暴な食事をしていたか、 目を覆いたくなるような気がしました。 私達の子供二人の持つ 様々な難しさは そんな 私が口にしていた食べ物からも影響されているのでは、と この頃考えるようにもなりました。
なんでも 出産は 人体の一番大きな排泄 だと言われているのだとか。 お母さんが食べていたものをそのまま胎児は全て引き継いで生まれてくるのです。
後悔してもしかたがないので、 今 ここから 私のできる範囲で 自然な良いものを 食卓に取り入れていこうと思いました。
特に大切だと思ったのは 調味料。
醤油と塩と味噌は 値段が少々高くても 有機のもので 無添加のものを 少しずつ大切に使う。 良いものは少しだけで十分美味しいのだとか。
父の大豆で 早速 生まれて初めての 味噌作り に挑戦しました。
ざっと 2キロ分の乾燥大豆と 3キロ分の玄米麹 、1キロ強の海塩 で 味噌仕込みが完成しました。
このみそ玉を見て、 息子が 「 もう この味噌は食べれるの? 」
と聞くので
「 まだ あと3年 待たないといけないよ。 3年後といえば、息子が 8歳になった時やねぇ 」
と私が答えた時、 息子が 非常に予想外の言葉を口にしました。
「 そしたら 僕が 学校から帰ってきたら、 この味噌で ママがお昼ごはんにお味噌汁作って一緒に食べるんやねぇ」
学校、、、、、、 託児所、保育所、幼稚園、、と ことごとく登校拒否し続けてきた息子が 3年後には 学校に行っている自分をありありと楽しそうに想像していることが 私には にわかに 信じられませんでした。
「 あんた、今 学校 って 言った??
8歳になったら あんたは学校行ってるんかっっっっっっ??? 」
悲しくも 私はこんな風に 息子に質問していました。
そしたら 息子は 目を輝かせて まるで 学校という所が 楽しくて仕方ない場所であるかのように 当然 という顔で私に
「 もちろんや!! 学校行くで!!! そして 学校から帰ってきたら この味噌でお味噌汁作ってや!!! 」
私の頭の中は ?????????????????????????????????????????????????????????????が永久に続くかのような気持ちでした。
幼稚園の次が小学校 と半ばエスカレーター式に繋がっているはずなのに 幼稚園は絶対行きたくなくて 小学校は 行くのが楽しみでしかたない という息子。
この味噌玉が 十分おいしくなった頃、 本当に私は 学校帰りの嬉々とした息子と この味噌汁をすすっているのでしょうか。
みそ玉に 私の全願いも欲望も願望も封じ込め 自然が 一番良いように味を調えていってくれるように、 私の願いも 3年間は そっとふたをして熟成させることにしました。