パリ よもやま話 番外編 特別号

パリ在住十年+の日本人女性が、パリ生活で起こるよもやま話を綴る徒然日記と帰国後のお話

みそ玉に込めた希望

2015年11月24日 | パリで子育て 音楽教室

 

父が毎年作っている 無農薬 無化学肥料の有機大豆。  毎年 使うあてがなく 人にあげてばかりいました。

 

今月 運命的に出会った 玄米菜食のマクロビオティックの先生が 父の大豆のものすごい価値を 私に教えてくれました。

 

マクロビオティックの教室に来ている 長年マクロを実践しているお母さんと赤ちゃんの穏やかなこと。。。  私が妊娠中、どんなけ乱暴な食事をしていたか、 目を覆いたくなるような気がしました。  私達の子供二人の持つ 様々な難しさは  そんな 私が口にしていた食べ物からも影響されているのでは、と この頃考えるようにもなりました。

なんでも 出産は 人体の一番大きな排泄 だと言われているのだとか。  お母さんが食べていたものをそのまま胎児は全て引き継いで生まれてくるのです。

 

 

後悔してもしかたがないので、 今 ここから  私のできる範囲で 自然な良いものを 食卓に取り入れていこうと思いました。

 

特に大切だと思ったのは 調味料

 

醤油と塩と味噌は 値段が少々高くても 有機のもので 無添加のものを 少しずつ大切に使う。 良いものは少しだけで十分美味しいのだとか。

 

 

父の大豆で 早速 生まれて初めての 味噌作り に挑戦しました。 

 

      

 

       

 

ざっと 2キロ分の乾燥大豆と 3キロ分の玄米麹 、1キロ強の海塩 で 味噌仕込みが完成しました。 

 

このみそ玉を見て、 息子が   「 もう この味噌は食べれるの? 」 

 

と聞くので

 

「 まだ あと3年 待たないといけないよ。 3年後といえば、息子が 8歳になった時やねぇ 」 

 

と私が答えた時、 息子が 非常に予想外の言葉を口にしました。 

 

「 そしたら  僕が 学校から帰ってきたら、 この味噌で ママがお昼ごはんにお味噌汁作って一緒に食べるんやねぇ」

 

 学校、、、、、、   託児所、保育所、幼稚園、、と ことごとく登校拒否し続けてきた息子が 3年後には 学校に行っている自分をありありと楽しそうに想像していることが 私には にわかに 信じられませんでした。

 

「 あんた、今 学校 って 言った??

 8歳になったら あんたは学校行ってるんかっっっっっっ???   」

 

悲しくも 私はこんな風に 息子に質問していました。 

 

そしたら 息子は 目を輝かせて まるで 学校という所が 楽しくて仕方ない場所であるかのように   当然 という顔で私に

 

「 もちろんや!! 学校行くで!!!  そして 学校から帰ってきたら この味噌でお味噌汁作ってや!!!  」  

 

私の頭の中は ?????????????????????????????????????????????????????????????が永久に続くかのような気持ちでした。

 

幼稚園の次が小学校   と半ばエスカレーター式に繋がっているはずなのに 幼稚園は絶対行きたくなくて 小学校は 行くのが楽しみでしかたない という息子。 

 

この味噌玉が 十分おいしくなった頃、 本当に私は 学校帰りの嬉々とした息子と この味噌汁をすすっているのでしょうか。 

 

みそ玉に 私の全願いも欲望も願望も封じ込め  自然が 一番良いように味を調えていってくれるように、 私の願いも 3年間は そっとふたをして熟成させることにしました。 

 

 


娘 マトリョーシカ

2015年11月20日 | パリで子育て 音楽教室

先日は 子供たちがチマチョゴリを着て 地元の国際イベントに参加しました。 子供たちの担当は 韓国ブースです。

   

でも 各国のブースにも遊びに行って 色んな国の文化や遊びを教えてもらっていました。

 

アメリカブースでは 足で はさんで ボールをまわす遊び

     

 

色んな国の色んな民族衣装

 

  

この日のメインはコートジボワールでした。 

   

 

娘が一番気にいったのは ロシアブースの マトリョーシカでした

 

    

ここでもロシアン新体操

   

 

旦那も マトリョーシカ体験

 

 

 

 


音楽セラピー

2015年11月14日 | パリで子育て 音楽教室

 

今日は 森の学校 ( 子供たち曰く ドングリの学校) で 音楽セラピーを体験してきました。

 

いつもながら 参加者は私と子供たち二人だけ。   そこで 急きょ 他のイベントに来られていた方達にも参加してもらうことになりました。 

 

 

こちらは ハンドベルを 誰でもバリアフリーで出来るように作られた トーンチャイム という素晴らしい楽器です・

  

 

振ると やわらかい パイプオルガンのような響きの 鐘の音が出ます。 音の振動が手で感じられます。

    

銀色が ピアノの白鍵盤、 黒色が 黒鍵 にあたるようです。

 

一本一本に 赤 黄色 青 というシールが貼られていて、

   

 

歌の歌詞の色と  自分がもつているトーンチャイムに貼られている色が同じ所で 好きなようにトーンチャイムを振ると。。。。

  

リハーサルも何もないのに、  その場の皆で いきなり素晴らしい協和音を作っての大合奏ができてしまいます!!!!!! 美しい。。。。。。。。

 

4歳の娘も十分 この美しい合奏に参加できるという すごい楽器です。

その後は  このトーンチャイムを使って、 輪の中の一人に向って 音を ポーンと投げ、 投げられた人は また誰かに

 

トーンチャイムを 魔法の杖のように振って 音を投げる  トーンキャッチ という 素敵なキャッチボール遊びをしました。 

音を投げられると、  本当に 音が フワン フワン フワン、、、、と私の方に飛んでくるのが感じられました。

 

次は 色々な音の出る楽器を 使って  絵本の言葉に 音をつける遊びをしました。

       

世界中の楽器が勢ぞろいして 子供たちも大人も  楽器の音に 夢中になりました。

   

 

 

 

 

 


大きなカブ

2015年11月14日 | パリで子育て 音楽教室

裏のたんぼで 柵も何もない場所に ヒヨコ達を放牧させるという旦那に 私は どこまでもヒヨコが逃げていきやしないかと冷や冷やでした。

   

 

でも  旦那曰く 絶対 逃げない  と。

  

 

   

本当に 旦那の言うとおり、 ヒヨコたちは 不思議なくらい 逃げません。 

 

私に ヒヨコの監視を頼んで出て行った旦那と娘は しばらくすると どこからかもみ殻を積んで戻ってきました。

  

 

そこには 大きなカブが一つ  ドーーーーンっと 乗っていました。

     

 

   

 


ヒヨコ達の 新事実

2015年11月13日 | パリで子育て 音楽教室

 

時々 ヒヨコの餌を買いに 養鶏場に行くのですが、 その時その時に 驚くべき色んな発見があります。

 

今回は  我が家に嫁いできた この五羽のヒヨコ達の新事実です、 

 

私は いつからか ウコッケイ という 非常に貴重な卵を産む鶏のことを聞いてから、いつかウコッケイを飼ってみたい と夢こがれていたのですが、

 

そうそう 手に入るものではなく、 あきらめかけていました。

 

ところが、 この五羽のうちの 黒色の三羽が なんと  養鶏所のおじさん曰く

 

「ウコッケイ  かもしれない  」  のだそう!!!!!

 

ウッそー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!  

だって 最初は 奈良の有名な肉鳥の地鶏だって 言ってたじゃない~~~~?


     


  

   

はっきりしない理由はというと、 おじさんの養鶏所に 趣味で養鶏をする方達が鳥インフルエンザが流行った時、 たくさん 鶏を引き取ってもらいに来たのだそうで、 そのため 色んな品種の鶏が混ざっているということなのです。

そこから 20個の有精卵を孵化させて 生まれてきたのが このまっくろの珍しい鶏ですが、 ウコッケイも真っ黒だそうです。


どうしたら この黒ヒヨコ達が ウコッケイかと 分かるかというと、 大きくなってから 卵を産んでくれたら、それがとても小さい卵だったら  きっとウコッケイに違いありません。


そしたら 私は本当にラッキーです。



 

 

 

 

 

 


ヒヨコの成長記

2015年11月13日 | パリで子育て 音楽教室

 

 

ヒヨコは みるみる大きくなり、 巣箱を楽々乗り越えるほどになりました。  もう この一箱に五羽を一緒に置いておくのはかわいそうなくらいです。

       

 

こうして 箱のふちにとび乗ってじっとしている時は要注意。 大抵 外に向かってフンをしようとしている時なので、 私は大慌てで玄関に並んでいる靴をどけます。

 

次回の ヒヨコ成長記 では このヒヨコ達の驚くべき実態 が明らかになりますよ!!!

  こう ご期待あれ!!!!!!!

 

 

 


ユズの季節です

2015年11月13日 | パリで子育て 音楽教室

今年は 我が家のユズの木が たわわに実をつけています。  去年は 5個ほどしか取れなかったので えらい違いです。 

     

 

この頃は このユズを常に持ち歩いて、 会う人ごとに配っています。ユズの香りに とても喜んでもらえます。 豊かな自然からの恵みです。

 

 

 


森の学校

2015年11月10日 | パリで子育て 音楽教室

 

子供たちが 週末通っている 近くの森の学校。

     

 

いつ行っても ひとけがなく、 生徒といえば 私の子供たちだけ  ということも珍しくありません。 この日は 葉っぱの葉脈を使ってしおり作り体験をさせてもらいました。  

        

    先生が手作りした チョウチョの標本

   

  

触るだけで 手が溶けて骨になる 恐ろしい かえんだけ キノコ が この頃 森によく生えています。 要注意!!!!!  アライグマも たくさんいて要注意だとか 、  

   

マムシにも注意。

     

宝石みたいな たまむし

   

さっさく しおり作りです。 水酸化ナトリウム液につけておいた葉っぱを 水の中で優しくもみ洗いすると 葉脈だけが残り

     

ラミネート加工をして、 開けた穴に好きなひもを通したら 素敵な木の葉のしおりが完成です

  

 

 

 

 

 

 


軽トラに乗って

2015年11月04日 | パリで子育て 音楽教室

皆さん 軽トラの荷台に乗ったことはありますか?

 

 

これ、 見た目以上に 結構スリルがあります。 揺れが直に体に何倍にもなって伝わってきます。

 

今朝は 父と子供たちと いも掘り をしました。

 

          

 

 

畑が家から離れた場所にあったので、 帰りは 芋を軽トラに乗せ、 そして 軽トラの助手席に乗れなかった私と娘は 荷台に乗って 岐路につきました。

     

娘は 初体験で 大喜びです。  

 

  

 

 

 

   

 


娘が四歳に

2015年11月04日 | パリで子育て 音楽教室

娘がついに四歳になりました。

   

四歳になる直前 とても不思議な出来事がありました。  その話は また今度書きます。

 

 

ヒヨコが本当に娘のプレゼントとしてやってきた瞬間から、 娘は あらんかぎりの母性本能を出して それはそれは ヒヨコをかわいがりだしました。

   

 

かわいがってくれるのはいいんですが、、 なんと この後 私の枕の上に フン発見!!!!!!!

    

 

 

 

 

 

 

旦那は旦那で 出勤前の忙しい時間に ヒヨコ達を ひなたぼっこさせています。

  

私も 朝は まず ヒヨコたちのえさの準備です。 大根の葉っぱを細かくみじん切りにしています。 

なんと半分は 私達の朝ごはんのおかゆに入れています。  ヒヨコ達と同じえさを もとい  ご飯を 食べています。

 

母は なんと ヒヨコが来るとは信じておらず、  しゃべるインコを二羽 娘にプレゼント!!

 

 

 

娘の四歳の誕生日を機に 突然 我が家が 鶏だらけになりました!!!!!!

 

 


ヒヨコの放牧

2015年11月04日 | パリで子育て 音楽教室

 

 

ヒヨコ達を できるだけ自由に放牧させたいと思っています。

 

でも 逃げたら最後、 どこまでも行ってしまうので 最低限の柵が必要です。

 

今はまだまだ小さいので  藁を使って 柵を作って 中で自由にしてもらっています。  ヒヨコ達は 本当に幸せそうです。

 

 

 

 

        

 


ヒヨコがついにやってきた!

2015年11月02日 | パリで子育て 音楽教室

ヒヨコ屋のおじさんが ヒヨコを渡すのをしぶっているかもしれない、、、、 とこの前書きましたが、 なんと 

娘の誕生日の朝  突然ヒヨコ屋のおじさんから電話が!

 

「 なんとか 急いで外気に馴らしてみたので、 今日お渡しできますよ」  とのこと!!!!!!!

 

疑っていた私は 反省。。。。。。。。。。。。。すみません。。。。。

 

早速 ヒヨコ達を引き取りに行きました。

 

いましたいました、、、 うずらみたいな ひよこが五羽。  ものすごく良く食べるらしく 丸丸とおいしそうに( !!)太っていました!!

 

    

茶色は 名古屋コーチン系、 黒は 奈良の有名な地鶏系が入っているかも、、、と はっきりしないヒヨコ屋さん。 

 

なんでも 20個の有精卵をアトランダムに買って 孵化機で孵化してくださったそうで そのうち5羽だけが還ったそうです。 

 

えさは 米ぬかを主にそこに 魚粉と アルファルファミールという 野菜の粉を少し加えたものをあげるそうです。

  

 

あまりに元気で おじさんが中々ヒヨコ達を捕まえられず 悪戦苦闘     ついに五羽が箱詰めされ、出荷(!!? )準備できました

  

水は こんな陶器に入れたらいいよ, と。 こんなん どこで見つかるの!??

 

 

家に帰ると、 息子が早速 ヒヨコ達を隠して 娘の誕生日会まで見つからないようにと 色々考えていました。