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『陽気なギャングが地球を回す』伊坂 幸太郎

2012年09月13日 | 私的本・小説
 市役所で働く成瀬、喫茶店主の響野、20歳の青年久遠、シングルマザーの雪子たちの正体は銀行強盗。現金輸送車などの襲撃には「ロマンがない」とうそぶく彼らの手口は、窓口カウンターまで最小限の変装で近づき「警報装置を使わせず、金を出させて、逃げる」というシンプルなものだ。しかしある時、横浜の銀行を襲撃した彼らは、まんまと4千万円をせしめたものの、逃走中に他の車と接触事故を起こしてしまう。しかも、その車には、同じ日に現金輸送車を襲撃した別の強盗団が乗っていた。
確実に他人の嘘を見抜くリーダーを筆頭に、正確な体内時計の持ち主、演説の達人、天才スリという面々で組織されたギャング団が活躍する長編サスペンス。



何年か前に映画を見て面白いと思っていた作品の原作を、今頃になって読む。
(なぜか、続編の『陽気なギャングの日常と襲撃』は既読。)


当たり前ですが、本だと、映画では描ききれないシーンや一人一人の心情がしっかりと描かれているので、映画版とは違う面白さがありました。
今になって改めて読んでよかったかな。


ユーモアに溢れる作品でした。
特に、成瀬と響野のやりとりが秀逸ですね。



・作品ページ
陽気なギャングが地球を回す(Wikipedia)
映画『陽気なギャングが地球を回す』(My Movie Awards)


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