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『新・人間の証明』森村誠一

2012年09月11日 | 私的本・小説


 仕事で来日中の中国人女性通訳・楊君里が、深夜、都内のタクシーの中で突然苦しみだし死亡した。自殺か他殺か、そしてなぜ“レモン一個”が残されていたのか?麹町署の棟居は、彼女が持っていた本から、元陸軍少年見習技術員だった作家と出会う。そして、その男のペンネーム、ナミハジメからたどりついたのは、恐ろしい秘密をかかえた細菌戦研究機関・第731部隊であった。厚いベールに包まれた第731部隊の全容を暴く渾身の大長篇。(上巻)

 厚いベールに包まれた第731部隊の全容は、元隊員たちの固い結束により秘匿されていた。しかし、棟居は執念の捜査を続けた。マルタの奇跡的生存者・楊君里の無念の死に報いる為に。棟居の情熱は、元隊員たちの心を揺るがし、いまなお引きずる重い鎖を断ち切るべく難航する捜査に協力する。そして、ついに第731部隊が行ったおぞましい事実が明らかにされ、哀しい結末を迎える。第731部隊を題材に、日中十五年戦争の意味を炙りだす戦慄の長篇、完結。(下巻)



黒人青年刺殺事件を綴った『人間の証明』を読んで森村誠一作品が好きになり、ついいろいろ読んでいるうちにたどり着いたこの作品。

いや、すごいね…。
事の起こりの事件から、あそこまでの物語が展開することに。
そして、当時は第731部隊についての情報は少なかったはずなのに、ここまでの壮大な物語が展開されていることに。
興味深かったです。

特に、あの生々しさが秀逸です…。


ただ、注意して欲しいのは、第731部隊は現実に存在していたけど、この物語はフィクションの部分も大いにあります。
どこまでがノンフィクションでどこからがフィクションかは、気になるならば自分でしっかり確かめましょう。
とりあえずウィキペディアだけリンクしときます。


森村誠一作品、これからもまだまだ読んでいきたいと思います。



・関連ページ
731部隊


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