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最前線物語 - THE BIG RED ONE (1980)

2012年09月14日 | 私的映画・ドラマ(洋画)
最前線での視点。

 第一次大戦が終わり、生き残った一人の軍曹。彼は1942年、第二次大戦においてグリフら4人の若い兵士を含む狙撃兵分隊を指揮していた。非情な戦場におののく新兵たちに、“殺人ではなく、ただ殺すだけ”といった教えを諭し、戦場で生き残ることの意義を伝えていく軍曹。するとグリフたち4人は、北アフリカ戦線からシシリー島、そしてノルマンディー上陸作戦と戦地を渡り歩く中で不思議と生き残り、それぞれひとりの人間としても成長していく…。
 第二次大戦下のヨーロッパを舞台に、古参の軍曹(マーヴィン絶品!)と4人の若年兵の分隊の行動を描く。北アフリカ戦線に始まって各地を転々と移動して行く中、彼等が出会う数々のエピソードは、兵士にとって“戦争”は結局個人の問題でしかない事を痛烈に物語る。長年のブランクの後、映画作家フラーが自身の体験を反映させた、悲しく愉快で、美しく感動的な戦争ドラマの傑作。



最前線で活躍する隊を描いた物語。
激しいアクションがあるわけでもありません。
ドラマチックな出来事もありません。
淡々と、終戦まで進んでいきます。

でも、そんな中にも、そこに存在する一人一人の兵士がいるわけで、そんな彼らの思いが伝わってきて、とても感動します。


これまで数多くの戦争映画を見てきましたが、ここまで淡々と描いたのは初めてかもしれません。
でも、だからこそ、見えてくるものがたくさんあります。



・作品ページ
最前線物語(allcinema)

・動画
予告(Youtube)


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