本を読んでいたら「かしく」のことが出てきた
江戸時代中期 市民の間で誰もが話題にし 浄瑠璃や歌舞伎にもなったという
かしく・・・なんて聞いたことないなあ・・・
読み進めていくうちに 大酒飲みの女性が自分の兄を殺してしまった事件とわかった
その女性が遊女で 源氏名が「かしく」
美しい女性で武士に身受けされ 日頃は従順なのだが お酒を飲むといわゆる酒乱
獄門と決まり 市中引き回しの途中で「油揚げ」を所望したが 食べるためではなく その油で髪を整えたというので評判になったらしい
墓所となった法清(ほうせい)寺は大阪市の曽根崎にある
別名かしく寺
後年 かしくの墓石を削り 煎じて飲めば酒乱が治るという風評がたって 参詣者でにぎわったという
今も命日には「かしく祭」をしているとか
勿論 振る舞い酒は無い と思う
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