どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

Rashomon

2018年03月06日 | 日記
朝 起きてすぐに様子を見る

うんうん くしゃみはまだ出るけれど まあまあみたいだ

ちぎれそうだった鼻は赤くはなっているけれど ちゃんと顔の真ん中についているし 鼻をかむ間隔も少しのびたみたいだ

外に出るのは怖かったけれど たぶん花粉症では無いだろうと思うので(というか そう決めたので)買い出しに出る

今日こそは うるおい成分の入っているティシューも買おう

レタスの値段はだいぶ下がったけれど 相変わらずキャベツは高いなあ

それでも一個買った


先日 黒沢明監督の『羅生門』を見た

ものすごく昔 テレビで見た記憶がある

なんだか妙に怖かったということしか覚えていなくて 確認のつもりで見たら随分記憶と違っていた

もう一度見ようと思ったのは どれだけ海外の映画界に影響を与えたか 『スター・ウォー』ズはまさに黒沢と時代劇への憧れから生まれたのだ といった話を聞いたせいである

私はスター・ウォーズなる映画を一シリーズはおろか 一コマたりとも見たことが無いのだが ジェダイは「時代(劇)」からとったとか あの服装は着物から連想したものだとか ライトセーバーは日本刀をイメージしたのだとか 真偽のほどはわかないがそんな話だった 

そしてその時に 「Rashomon」が英語になっているということも知った

調べてみたところ 「Rashomon effect」(羅生門効果)という言葉もあるそうで 映画がどれほど影響力があったかがわかる


今日 ドナルド・キーンさんの本をお風呂の中で読んでいたら それまでの日本は中国と同じような文化の国としか思われていなかったアメリカで あの映画がいかに日本という国を知らしめたかが書かれていて なるほど「世界のクロサワ」と言われるはずだと思った

もちろん 日本への一般の人の関心や知識はまだまだだったが あの壊滅的だった敗戦から5年であの映画を作ったとういうのもすごいとしか思えない

名士の集まるパーティーで日本が人気の的となった要因の一つは これに始まる日本映画にもあったという

どうということもないのだけれど ちょっとした偶然で物事が数珠つながりなると 大きなジグソーパズルの一片がぴたっとはまったような感じがしてうれしくなる

コメント (2)
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