考える 考える・・ 

2008-08-21 00:34:35 | ・子どもの世界
「いゃだ、なんでオレがやらなきゃいけないの?」

「なんでって、これはだれがこぼしたんですか。
あなたがこぼしたんですよ。自分でやってください。」
テーブルの上、食べ残しのつぶつぶコーンが散らかってる。
しかも彼は集中してお弁当を食べられない、立ったり座ったり半分遊びながら。
食べ終わるまでに小一時間かかってる、いつもひとりだけすごく遅い。
もうお昼寝のための暗幕はってるし、みんなお昼寝準備してます。

不満そうに口をとがらせて、「お当番がやるんじゃん。」

そうね、家ではたぶんぜんぶお母さんがやってくれるから、
自分で自分のことをやることが身についていない。
考えてみれば、なんでオレが・・というのは、
彼にとってはそのままそのとおりで、わかっていないんだと思う。

このとき、ミッチは、もういいよって、
怒り感情にまかせて自分でさっさとテーブルを拭いてしまった。
ほんとはこれはいけない。よくない。ちゃんと諭して、ちゃんと待って・・。
子ども自身にやらせる、゛待つ゛というのは時に辛抱のいることで、
特に時間のないときはどうしても見逃してしまうこともある。
彼のためによくなかった。ゆとりが、粘りがたらなかったと、反省。
わざと反発したわけでなく、そうだ、彼はわかってないんだな、と、反省。

「本棚の本が散らかってるから、おかたづけ、ちょっと手伝って。」
「なんで私がやらなきゃいけないの?
それは先生たちのお仕事だよ、だって、お給料もらってるでしょ。」
三年生女子ともなれば、こんな生意気な発言をする子もいました。
やれやれ、その子はもう退室しましたけれど、今でも気になります。
そんな口のきき方だから、クラスでもひとり孤立しがちだそうで・・。

なんか違うよね。間違ってる。まだ気づかないかなぁ。育ってないか。
これから生きるあなた自身に関わってくる大事なことなんだけど。
子どもと関わる毎日ムズカシイ、考える、なかなかタイヘンって思ったりする。