写真家・野島康三さんと建築家・土浦亀城さんは親友の仲だったそう。
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野々宮写真館アパート1936年 土浦亀城・設計。
当時めずらしい土足生活が前提、 外国帰りの日本人を居住者に想定。
パリ(コルビジェのところから)帰りの前川さんが部屋を借りて住んでいた。
アパートの施主は大金持ちの野島康三。
゛野々宮゛は宝生流の能の演目からピンと来て名付けた。
写真は右から 亀城さん、妻・信(子)さん、谷口吉郎さん、前川國男さん。
新進気鋭の建築家、みなさん、かなりハイセンスでイケテル方々です。
野島が写真雑誌「光画」に発表した「女」の連作は、
1933年、銀座紀伊国屋ギャラリーの個展「写真・女の顔20点」で
発表され、大きな反響を呼んだ。
女の顔のなかに土浦信(子)さんがあった。
黒くて強くて、じっとこちらを見つめる、女のパワーがみなぎっていた。
★ついでに
松岡正剛千夜千冊 野島の個展゛女の顔写真゛の構成は原弘→ 図8に出てくる
堀口捨己さんも関心を寄せていたとのこと。おもしろいつながり。