ケ時々ハレ・2

楽しむために、「晴れ」のために「褻」を生きてます。左脚も人工股関節にしました。右人工股関節はライト、左はエルといいます。

3月17日(金) 家族で「CATS」

2006-03-18 00:07:12 | ミュージカル

朝、キラちゃんに「シャーーーッ!」と怒られて目が覚めた。
私がタクトと一緒に寝ていたので、
怒ってタクトを威嚇したのだ。
だって、ゆうべあんたがいなかったから、
しかたなくタクちゃんと寝たんじゃないの。

初めて家族4人そろって「CATS」に行った。
初演を恋人(今の夫)と観た時に、
絶対、子供にも観せてやりたいなぁと思って、
それから23年、ようやく実現したのだ。
たぶん最初で最後でしょう。
息子は気乗りしないのを、嫌々つきあったという体面上、
終始楽しそうではなかったけれど、
思っていたほど嫌ではなかったんじゃないかと思っている。
「マンマ・ミーア!」に連れて行った時は、完全に失敗だった。
「オペラ座の怪人」は高校の行事で観に行ったが、
おもしろくなかったと言う。
要するに、舞台にまったく興味がないのね。
(なんで演劇部なんか入ってたんだよっ!)
でも今日の「CATS」は、少しは気に入ったんじゃないかと・・・。
だってタガーって、あんたにそっくりじゃん、態度が。
それに猫、好きでしょ?
「タガーとジェニエニドッツが気に入った」
と言っていたけど。

は、平成CATSは、約1年ぶりで2度目。
この人は素直で、何を観ても喜んでくれるからいい。
「猫たちが喧嘩ばっかりしてる」と喜んでいる。

いろいろ興味深い「CATS」だった。

気になっていたのが、阿久津陽一郎さんのタガー
悪くはないんだけど、どうもまだご本人が、
どういう方向に持って行くのか決めあぐねている感じ。
どっちへでも行けそうなニュートラルなタガーではあるけれど、
くっきり、きっぱりした色がない。
首から上が、山口さんを彷彿させるのだが、
アホに徹しきれない。
腰から下は、芝さんに近いのだが、
こちらもエロに徹しきれない。
(ただ身体つきだけは、どことなくエロい)
ナルシストというわけでもなし、グ~タラでもなし、しつこくもなし、
ちょっと何か仕掛けては途中で引っ込めてみたり、
何かと中途半端で迷いが見える。
客に要求するカーテンコールの拍手も、
自信なさげでキレがないので、客が迷ってグズッと崩れる。
もっとひらきなおってしまえばいいのに~!
阿久津
さんの顔には、白いタガーの方が似合うかも。
どうも守りに入っているような気がするんだよな。
まあ、健闘しているとは思った。
将来、化けてくれることを期待。

ジェリーロラムの谷内愛さん、可愛くて幼くて未成熟なジェリロ。
むしろシラバブに見えてしかたがない。
グリドルボーンは、要所要所の決めの芝居が
カッチリと、パズルのようにはまって、思いのほかよかった。
彼女も将来に期待。
表情はすごくよかったよ。

李涛さんのスキンブル、好きだ。
この人、何をやっても嫌じゃない。

南めぐみさん、妙にむちむちしたシラバブで、
幼児体型で可愛いと言えないこともないけど・・・。
やっぱり青木香澄さんが一番可愛いじょ~!

息子とはもう二度と一緒に観ることはないだろうけど、
夫とはまた一緒に行こう。
夫と「CATS」を観ると、23年前のワクワクを思い出す。

娘は、いい位置に座っていたのだが拉致されず。
後ろの席の母子がずっとしゃべりっぱなしで、
うるさくてたまらないと怒っていた。

ジェリクルギャラリーには、
本屋のネーチャンことびーちが来ていた。
おもしろい席だったそうだ。
びーちは2階席が好きだからね。
私はやっぱり、グルグル回りたい~。

最初で最後の家族CATS、4人でお茶飲んで帰宅。
いずれ私が亡くなったら、
この日のことを思い出して、しんみりするがよい>息子

娘が、これでもかというほどつきあってくれるんだから、
まあ、いっか。

コメント (8)
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