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人工股関節とともに

身体の中の異物という存在でありながら、末永く仲良くしたい人工股関節。前向きに生きよう。

四千万歩の男(一) 井上ひさし著

2007-08-02 | 趣味生活
ただいま読書続行中。
なんと全5巻に及ぶ大作である。
 私が読んでいる版は図書館から借りた1990年発行(1350円)の製本版だが、細かい字2段組みで一巻は約390ページ。図書館は貸し出し期間2週間なので一冊読みきるのは至難の業。
 上の写真は講談社文庫版、近いうち購入しようかと思っている。
 一年がかりで読むことになろうし、時々他の本を浮気とチョイ見しながら読み進むので完読はいつになることやら。まぁボチボチ行こうじゃないか~。

 井上ひさしさんは忠敬の一歩を90センチとふんだ。私の一歩は50センチ?
 4千万歩はもちろん無理としても、毎日こつこつ歩けば日本列島を横断する(縦断じゃないよ・・・)くらいにはなろうか?

 ただ漠然と歩くのではないから立派なものだ。等間隔で数を数えながら、たとえその先に水溜りや犬の糞が落ちていようとも歩を進める。狂いは許されない。

 その努力の結集としてあの見事で正確な日本地図が完成されたのだから、素晴らしいの一語に尽きる。
 あまりの正確さに当時の幕府は表に出さず、日の目を見たのは忠敬本人の死後、明治に入ってからというのだからもったいないことをしたものだと思う。
 シーボルト事件や、時の圧政の混乱ぶり、時代背景を垣間見ながら読み進むのも面白かろうと思う。

 現在まだ1巻の真ん中くらい。
 どれどれ、じっくりと読み進めましょう。