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銀の人魚の海

日々の思いを好きに書いています。映画、海外ドラマ、音楽、本。
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アレクサンドリア・カルテットの言葉

2025-03-22 | 本、雑誌

僕(イギリス人)は血縁でない少女(愛した亡き女性が生んだ、エジプトの血)を伴い、

アレクサンドリアに戻ってくる。そこから始まる長い回想が1巻。

本からの言葉。

「この都会とは何者なのだ。5つの種族、5つの言語、

10に余る宗教。~ここには5つを超える性がある。

アレクサンドリアは愛を絞りとる、大圧縮機であり、

そこから出てくるものは病人、孤独者、予言者である。

人間の心なんてものを発明したのは誰なのよ、教えてよ。

恋とはすべてを手に入れるかすべてを失うか、

どちらか1つの絶対なのだ。

妙かもしれないけれど、私たちの愛というものは、

愛する人がいなくなった時に実を結んだのね、

肉体というものが、愛の本当の成長、愛の自己表現を

邪魔するような感じなの。

まるで袖口につく香水のように、老人たちの心にしがみつくこの都会

アレクサンドリア、記憶の首都。

なぜなら愛のいとなみは、一種の皮膚の言葉にすぎないし

性とは単なる述語にすぎないからだ。愛は情熱でも習慣でもない。

けっして、僕の人格を愛していたのではない。女は性の盗人だ」

 



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