BSスペシャル、3月の再放映。
以前アマゾンの先住民などNHKでのドキュメントを何本か見た。
それに近い感じをうけた東アジア。ネパールの移動民族。
ラウテと呼ばれている。110日間の映像。
スタッフはカメラ、ディレクター、通訳など4人位の編成。
NHK、10年かけ取材、NHKでなければできない。
2013年、偶然、何かの撮影で道に迷った女性二人に出会う。
ネパール語ではない言語。警戒した。そこが始まりとなった。
彼らはラウテという移住民族。人数は不明、撮影場所には3つ村がある。
8回、会いに行った。だんだんカメラにも慣れ、
長が許可してくれ、近づけた。その全記録。
ネパールの奥地、カトマンズから3日走る、川沿いに彼らはいた。
3か月~半年で移動、どこにいるのかわからない。
探すのが大変。
彼らは山の木々を切り、木工で稼いでいる。まな板(チョウシ)
丸い大きなおけ(コシ)町で売り、食品などを買う。
皆働き者、のみで木を器用に削り形をつくる。
見事な工芸品だ。
川の水は飲まない、湧き水だけ。肉はサルしか食べない。
祭りではヤギ、鶏もたべる。野草、植物など。
移動を繰り返し、15年位で戻ると木は育っている。
彼ら独自の信仰がある。
ネパールの行政は、木を切ってはいけない。
保存するよう説得しているが、彼らの生き方は変わらない。
森を守らないといけない時期にきている。
日に2回食事、質素。祭りでは米粉のすいとんも作る。
裸足、衣装はカラフルの色彩。布を巻いている感じ。
祭りは近くで撮影は禁止、700メートル離れてと言われた。
遠くから撮る。夜は焚火がいくつも燃える。
朝は霧が出ていた。4日目にやっと許可が出た。
生贄の動物を焼いていた。いぶし保存食にする。
たまにしか食べられないヤギ、鶏を大事に食べる。
ラウテらに定住してほしいので、15年前から政府は補助金を
出している。家族十分暮らせる額。
3か月に1度支給される。
木工しか稼ぎがないので、木を切らないようにするため。
少しなら切ってもいいと許しているが、定住はせず
そのお金はすぐに使ってしまう。
一番は飲酒。子供まで普通に飲み、酔っぱらっている。
そのせいか子供の死亡率が高い。
これはお金の使い方を知らないからだろう。
あると、すぐに酒、服などかう。つけで買ってしまうので
いつも借金となる。
政府は普通の暮らしをと言うが耳をかさない。
支援も無駄のような・・
昔はお金を持つ事、使用も禁じられていた
結婚は親が決める。近親婚にならないように他の村から選ぶ。
飲酒で夜、焚火で火事になり、死ぬ人も多い。
仲には移動をやめたラウテもいる。32歳までは移動していた。
冬はとても寒く雨も降り辛かった。
800人の村、インドの近く。
40件の家族がいる。自給自足、牛を飼い肉体労働で稼ぐ。
今、70歳。政府の支援で土地を買い、開墾した。
病気の薬を買うことはできず、土地は売ってしまった。
今は他人の畑を耕している。
撮影しているラウテの村の移動の日が来た。
荷造りし、かついで移動。140人。
標高が高い森の土地。
支援も受けかつてのラウテではないが、足取りはしっかりしていた。
~このような少数民族をはじめて知った。アジアで生きている彼ら。
普段はサルしか食べない。これは何かの信仰のよう。
寺院もあい、祈りに訪ねていた。
女性の一人は、ここにずっといるかはわからない
いつか出て結婚するかもしれないと語る。
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